オリジナル・トリロジー完結編。
少しずつシークエルの足音が近づいている……もう長くは持たないだろう。
ジャバってEP4の時は人間の取り巻きを大勢連れてたと思うんだけど、今回は手下が何故かエイリアンばかりに。この設定変更のおかげで、悪役のバリエーションが増えてここだけは結果的に成功だったと思う。
2回目のデス・スター、原住民的な立ち位置のイウォークをフォースの力で服従させる植民地主義的な描写、親子の確執に成り下がってしまった銀河戦争……段々とスケール感が小さくなっていったオリジナル3部作もこれで完結。
デス・スター攻略戦は内部の構造が違うだけでやってることはEP4と全く同じだし、ルーク達がほとんど血縁関係による絆で結ばれているのが伝統的家族観そのものでうんざり。
プリクエルもアナキン周りにはそういうところがあり、革新的なスター・ウォーズの映画シリーズは4と8しかないという絶望、そしてその先にそびえているのが9という事実からダークサイドに落ちそうになった。
でも、今作のイウォークとダンスしてお祝いをするエンディングは良かったでしょ?スピーダーバイクとか。アクバー提督とか。
例え一時しのぎであっても、いずれ戦うことになるシークエルという名の暗黒に備えて今はこの僅かな余韻に浸るしかない……。