浅野公喜

いま、会いにゆきますの浅野公喜のレビュー・感想・評価

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)
3.6
「いま、殴りにいきます」(=今作テレビ放映時、同時刻にセガール主演「DENGEKI」を持ってきたテレビ局の宣伝文句)派だったのが私です。公開当時は中学生だったわけですが、この頃はセカチューと今作、そして主題歌を担当したオレンジレンジが学校でも流行ってたな~とノスタルジーに浸ってしまいます。

特に意識はしていなかったのですが、丁度梅雨というタイムリーな時期に鑑賞。どちらかと言えばジメジメして嫌な季節を肯定的に捉えた設定は秀逸かもしれません。隣の席にユウコ・タケウチ、そして彼女が内気で繊細なシドウ・ナカムラに対し優しくて一途、結果両想いだったというのは男性にとっては都合良過ぎて正直冷める部分も有ったのですが、伏線を上手く回収しつつ、誕生日ケーキや運命の「選択」を考えればその気遣いや愛情の強さに地味ながら感動する部分は有りました。

ランドセルを持たずに学校から帰る子供がちょっとだけウケました。
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