アニー・ウィルソンは夫に先立たれ三人の息子と暮らし、カード占いで生計を立てている。息子マイクのことで学校に呼び出されたアニーがウェイン・コリンズ先生と話している時に、彼の婚約者ジェシカが入って来て挨拶をする。その時アニーは不可解な幻視を見た。
▶︎ケイト・ブランシェットとキアヌ・リーブスが出演し、監督はサム・ライミ。サム・ライミには何度も(作品で)辛い目に遭わされているが、今作はサスペンス。
アニーに霊視の才能=ギフトがあることで事件に巻き込まれてしまうのだが、その幻視と死体の姿がモロ、ラム・ライミ風でドキッとした。DV夫を演じたキアヌ・リーブスも新鮮で、この二人がサム・ライミ作品にどう馴染むか興味津々で観た。
ホラー風サスペンスという趣きで展開し、ラストが「キャリー」をオマージュしなかったのは安堵なのか不満なのかモヤモヤした最後だった。