ダメハム

神々と男たちのダメハムのレビュー・感想・評価

神々と男たち(2010年製作の映画)
3.1
2010年のグザヴィエ・ボーヴォワ監督作品。
1996年のアルジェリア内戦時のフランス人修道士たちに起きた誘拐事件を描く。日々の修道院での生活と村人との交流を淡々と描写するのみで映画としては正直微妙。アルジェリアにとどまることを決意した彼らの心は崇高だが、悲劇を回避できたはずなのにと思うと何か心にもやもやしたものがどうしても残る。

そして聖歌以外に全く音楽がない映画なのだが、たった一度だけ流れる晩餐のときの『白鳥の湖』の緊張感がただ事じゃない。悲劇を予感させる演出が見事。
ダメハム

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