めちゃくちゃ面白かった。これはすごい良かった。こういうときの私のレーダーはやたら信用できる。好きだったな！！ 監督が寡作なのがひたすら惜しまれる。粗削りな部分もあるが、確実に巨匠の1人になると思った。硬派なチャヌクという感じで、確かにあと数作、もっと何作もあれば間違いなく肩を並べる巨匠の一員になっていたと思う。女性監督の息苦しさについて最近読んだばかりだから、どうしてもそこに思いを馳せてしまうが、もし社会がもっとまともなら何作も増えていたなら、ひたすら悔しい。これがデビュー作なの？！と肩が跳ねる。怒りと「なんで信じてくれないの」と女と子どもさんの話で、子どもさんの話がとてもすごい。名作。名作は見たほうがいい。
