はるか

狼男アメリカンのはるかのレビュー・感想・評価

狼男アメリカン(1981年製作の映画)
3.5
💿ホラー・コメディ
監督・脚本:ジョン・ランディス

狼男に変身する運命を背負った青年の苦悩を描く。
本作を観たマイケル・ジャクソンが、ジョン・ランディス監督とメイク担当のリック・ベイカーに「スリラー」のPV演出を依頼したのは有名。

イギリスにヒッチハイク旅行へ出かけたアメリカ人大学生のディビッドとジャック。満月の夜、2人は大きな獣に襲われる。村人達により獣は射殺されたが、ジャックは絶命、ディビッドも重傷を負う。獣の正体を確かめようとしたディビッドだが、そこには男の死体があるだけだった。

ストレートな人狼ホラー映画。
インパクトが強烈な特殊メイクの素晴らしさが目を惹く。
人間が狼になっていく様は、今見ても衝撃そのものでリアル。
コメディ要素も織り交ぜながらも、破滅的な運命から逃れることの出来ない人間の苦悩や哀しみも、ちゃんとしっかり描かれているのが良かった。
音楽の使い方もセンスある。今観ても色褪せない作品でした。
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