浅野公喜

クリッターの浅野公喜のレビュー・感想・評価

クリッター(1986年製作の映画)
3.4
宇宙から逃れてきた地球外生命体が田舎の一家を襲う「グレムリン」に影響を受けたであろうSFコメディホラー。監督のスティーヴン・ヘレクはロジャー・コーマン御大のニューワールド・ピクチャーズで下積みを積んで今作で監督デビュー。

この生命体、もこもこしていて家の中を動き回る様はジブリのまっくろくろすけ風で「グレムリン」のギズモとは違う可愛さが。この生命体を追ってきて人間の姿に化けた宇宙人二人も居て家族の少年メインに彼らとの交流をもっと描いて欲しかった所ですし「グレムリン」より規模は小さめで個性もそこまで強くないですが宇宙人が人間の姿に変わる際の特殊メイクは結構生々しいし家の大爆発(と再生)は迫力満点で短めに上手くまとまってる作品と言えそうです。

「タイタニック」でも知られるビリー・ゼインがちょい役で出演(そしてすぐ退場)。彼が乗るポルシェ944は「すてきな片想い」でも登場してましたが当時のイケてる男が乗る車の一つだったのかも。「インシディアス」シリーズでも有名なリン・シェイの姿も。
浅野公喜

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