だいご

ラリー・フリントのだいごのレビュー・感想・評価

ラリー・フリント(1996年製作の映画)
3.6
自由な発言は個人の自由だけでなく、真実の追求と社会の活力として重要である。

ジャクリーンケネディのヌードを掲載したことでも知られる、全米最大級のポルノ雑誌の創刊者ラリーフリントの伝記映画。
子供時代の密造酒売りをしていた頃から始まり、バー経営から雑誌創刊&拡大、それに伴う反発に対する法廷闘争を描いた映画。
昨今日本でも問題になってるラディカルフェミニストの難癖に近いような抗議による表現の自由問題に通じるものがある。行き過ぎた規制は社会をますます息苦しいものにしていく。
「ここは自由の国だ、皆さんはそう言うが意味をよく忘れる。読みたければ読めばいいし、嫌なら捨てれば良い。誰もが自分で物事を判断できる国に住めることが幸せなのだ」
「公共の人物への風刺や批評により、精神的苦痛を訴えられるなら誰もそれに反駁はできない。不愉快に基準はないのだから。全ての不愉快な言論を罰することになる。たとえ不愉快な言論でも、全ての言論は健全な国家の活力である」
『カッコーの巣の上で』や『アマデウス』を撮ったミロス・フォアマンが監督だけあって流石に安定してる。
あと最初期作だけあってエドワードノートンがめちゃ若い。
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