ライラック

鏡のライラックのレビュー・感想・評価

(1974年製作の映画)
5.0
記憶と夢と現在の三要素の交錯
モノクロとカラーで表される内省的な物語

視点や時間軸の切り替えが複雑ながら
内面世界を表すイメージがとても美しい
ブリューゲルやフェルメールを意識した映像に驚きました

原作を読むと明らかにシネマヴェリテを
意識した作品ですが
母へのインタビューシーンがカットされていて
より幻想性が強調されてる気がしました
ライラック

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