映画とは時間を表現できる芸術である。語り手の詩は唐突で言葉による説明を極限まで省き、交錯する時間軸や場面転換、環境音楽のような美しい音によって映像を包み込んでいる。さらに、映像という無機質で機械的な…
>>続きを読むほんとに理解はしていないんです。強いて言うなら、息子が自分みたいで哀れだなとしか。でも物凄く惹かれるものはあるんです。水が滴る日に起こる火事を観た途端、また来たか、と、唸るんです。映像の魅力は初見だ…
>>続きを読むドストエフスキー 「悪霊」
プーシキンの手紙
「どういうわけか 自分がいるだけで 周りを幸せにできると信じ 求めるばかり」「多分 女手で育てられたからだ」
原爆
「常に暖かく確かな一…
無意識を浮遊し、
印象と記憶、或は自我の断片が
幾多の鏡に乱反射する。
タルコフスキーの映画は、今の自分の言語表現では言葉にすればするほど、大事なことが抜け落ちてゆく様で、もどかしいけれど、
いつ…
言葉と映像の抒情詩。森羅万象が美しい。あやふやになって溶けて混じり合う記憶を忠実に表した作品。
鑑賞者は目の前の映像のその瞬間を網膜に映す、鏡のように。
鏡も映像も虚像だが、鏡は見たいものを主観的に…