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アギーレ/神の怒りのRIOのレビュー・感想・評価

アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)
4.3
泥が服に付き
疲れはて
嘆きすら声にならない
その踏みしめる足に
土地の冷たさは
感じていたのだろうか

病める夢
覚めぬエル・ドラド
彼らには洗礼であって栄光の業
心に秘めている悪が全開に

もっとも単純な光源
盲目にする太陽
そのもとでは
強靭なその精神も虚ろとなる

希望など持ってはならない

―― 生活
いわゆる日常が勝って
理想が死んではいけない

意識の枠を持たず
アギーレは一切を見る
彼らにとって一切が無限


「パガニーニ」で
脳天かっちん割られて以来
クラウス・キンスキーが気になってます
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