ラムチョ

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録のラムチョのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

「ウテナが車になってレースバトルする」って言葉の通りでそこだけ考えるとかなり笑っちゃうんだけど内容はアニメ版と通じていてしっかりラストには感動した。舞台劇でもう一つの世界線を描いてるようだった。
上級男性のステータスとされがちなアイテム=車=女 を描いてるのかなと思った。「驚いた?車になれたのは自分だけだと思ったら大きな間違いよ♡」って枝織も車になって話しかけてくるのはかなりシュールだけど。
ウテナカーに乗ってアンシーが外の世界を目指すとお城があり、お城に近づいてみるとお城もでっっっかいタイヤがついた車だった(何言ってんだと思うけどそのまま)。
お姫様が憧れるお城は油臭くて少女たちの行手を遮るバカデカ建造物(家父長制を維持する社会構造)だった という演出に思える。
そこをかいくぐって抜け出そうとするアンシーとウテナカーを"城の車輪"たちが"潰そう"としてくる。これが比喩では無く言葉のままの描写になっていて分かりやすかった。現実の話だなと。
アンシーは自分で車のハンドル握ってギアチェンもするしアクセル全開でガンガン進んでいく。ウテナカーばボロボロになりながらもアンシーを乗せてうなり続ける。
そして二人で革命を遂げる…外の世界へ!アニメでは半分悲しいエンドだったので一緒に進めてよかったねぇ…。
直前にアニメ全話見てたからこそすんなり入ってきた気がする。カウベルななみは知ってても意味分からなかったけど…

暁生の声どうした?と思ったがエンドロールでミッチーと分かり「ミッチーかい!!」となった。確かに雰囲気暁生っぽいが声は暁生ではないよな。
ラムチョ

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