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愛情物語のchipのレビュー・感想・評価

愛情物語(1956年製作の映画)
4.0
久しぶりに古典映画を観ました、とても良かったです。
BSを録画して鑑賞、


大好きなピアノの音色と
65年前のニューヨークの景観も
思い切り堪能しました。
途中でわかったのですが、
実在したピアニスト
エディ・デューチンの伝記映画なんですね〜


大好きなショパンのノクターンが
何度も流れます。
妻となる女性マージョリーと出会った時も、
オーケストラの初演奏も、
息子ピーターとの連弾も…
彼の人生そのもののように
何度もノクターンを弾きます。
戦火のミンダナオ島でも、
焼け跡にあったピアノで弾いたノクターン…
その後、近寄って来た現地の子どもとコラボして弾いたジャズ、
暗い戦地に明るい曲が響いていました。
音楽は平和を呼ぶ力があるかも…?
と思いました。
あの子のハグとウインクが
またかわいくて。


タイロン・パワーのピアノ
演奏シーンが
どこをとっても素晴らしいです。
目鼻立ちがくっきりのイケメン、
「情婦」にも出てました。
もちろんプロのピアニストが弾いていると思いますが…
妻と初めて出会った時に、
「ただのピアノ弾きだよ」
と言った彼に
「でも、幸せを紡ぐわ」
と言った彼女。
幸せを紡ぐ音をたっぷり聴きました。
息子ピーターと友達の
ノリノリの演奏シーンもすごくいい!
ピアノとクラリネットとドラムで。
音楽はことば以上に父と子を繋いだみたいでした。


セントラル・パークの
ベセスダの噴水の前で妻とロマンチックな会話をしたり、
やはりパークで息子と遊んだり、
ハドソン川のそばで次の妻にプロポーズしたり…
65年前のNYもたくさん味わうことができて最高でした!


死別した最初の妻も、
息子をよく世話してくれた2番目の妻も…
とてもきれいです、
ツンと上を向いた鼻…
特に横顔の美しさと言ったら…
ため息ものです♡
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