ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…………
何かが、いる…
ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…………
こっちに来る…
ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…………
!!!
1999年のVシネマ版を初見。呪怨の恐怖は、あの「怪奇音」にあると、改めて痛感しました。何度聞いても怖い。今にも部屋の隅の方から聞こえてきそうで、怖い。
試しに、ア…ア…アが聞こえないように音量をゼロにして伽椰子の登場シーンを見た。そうしたら、全然怖くなかった。なんか、間が抜けてて笑えた。
その後、ボリュームを大にして、目をつむってア…ア…アだけに神経を集中。そうしたら、画面を観るより怖かった。
Vシネマ版が出た1999年と言えば、Jホラーの傑作「リング」が出た翌年。リングのコピー作品と言われないどころか、リングと並び立つJホラーの代表作としての地位を確立したのは、やはり、この
ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア…ア
のインパクトの賜物でしょう。
白塗りトシオのポッカリ口と、血まみれカヤコの匍匐前進だけでは、呪いのビデオ×古井戸×貞子の「リング」とは渡り合えなかったと思います。
本作品はいかにも低予算ホラーで、あの劇場版(2002年)と比べれば、演出がいかにも雑。それにもかかわらず恐怖を感じるのは、あのア…ア…ア…ア…アのなせる技です。
ちなみに、ア…ア…アは、清水崇監督の声を元にした効果音だとのこと。そんなものを怖がってどうするんだ、という気もするんだけど、やっぱり怖い(>_<)。清水さんは、大した知恵者です。知恵って、どこに落ちているのか分からないものですね(^o^;)
以上、リング最恐論者からみた呪怨Vシネマ版でした。