Jimmy

死の街を脱れてのJimmyのレビュー・感想・評価

死の街を脱れて(1952年製作の映画)
3.8
角川シネマ新宿で開催された『若尾文子映画祭』にて鑑賞。

若尾文子の記念すべき映画デビュー作品。

病気で降板した久我美子の代役で出演することになった若尾文子であるが、クレジットは4番目(1枚目の左端)にカッコ書きで(ニュースター)と書かれている。

通常は(新人)程度の記載と思われるが、(ニュースター)と記載されて、本当のスターになってしまうあたり流石である。

さて、「代役だから、セリフも出番も少ない役かなぁ~」などと思いながら観てみると、セリフも出番もけっこう多くて、嬉しい驚き(笑)

物語自体は、大陸(大戦当時の中国)で日本軍が押されだして、女子供だけで生きるために逃げる話なので、あんまり面白くはない。
どちらかと言うと暗い。

ただ、なんと若尾文子がデビュー作から「いきなり上半身裸の水浴びシーン!」は、大サービスである(笑)
もう、これだけで大満足。(当然、上半身裸といってもバストは水中…)

なかなか観ることができなかった若尾文子デビュー作を観られて嬉しい。
Jimmy

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