たまち

眠れる森の美女のたまちのネタバレレビュー・内容・結末

眠れる森の美女(1959年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

・絵画的でなくイラストレーション風の背景、ベタ塗りの絵本のような画風、魔法の説明の際の抽象表現、さまざまなチャレンジがあった作品なのではないかと思った。

・妖精3人組の愛くるしさ。シンデレラから受け継ぐキラキラの魔法。それぞれ顔もキャラも全然違うのが良い!フォーナのおっとり感が好きで、あんなおばちゃまになりたい。

・踊りながらドレスがブルー、ピンクに変わるのは小さい頃から大好きなエンディング。

・これだけは今も昔も変わらず、オーロラの美しさが琴線に触れる… 小さい頃の「世界一の美女」のイメージはこの人が眠る姿に由来しているし、今回もまた驚くほど作画が安定して常に美しい。
特にブライアローズの自由でのびやかな表情でその美貌が輝く気がする。動きも綺麗で品があり、モデルがいたんだろうか?

・フィリップ王(イケメン)が縛られる姿、ちょっと性癖に引っかかりかねない。。。

・マレフィセント最低限のフォルムであのおそろしさ、とても洗練されていて黄緑の怪しい光が印象に残る。一転、手下の魔物たちはわりと丸々とコメディな見た目で可愛らしい。

・バレエ音楽をそのまま使ってるのか、流石に安定して壮麗な音楽。カラフルでデコラティブなイラストレーションと合わせて、本当に芸術品といえる美しい映画だった。ディズニープリンセスもの中でもっと人気になっていいはず…!!
たまち

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