たまちさんの映画レビュー・感想・評価

たまち

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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.6

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・スマホの画面じゃ全然ストーリーが入ってこない…いつか1と合わせてちゃんと見たい。

・パーティ裏での会談、聖なる儀式と重ねて暗殺、1に重ねた演出で続編としての楽しみもありつつ、マイケルの家族のキャラ
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プリンス・オブ・エジプト(1998年製作の映画)

4.4

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・昔海外旅行の飛行機にて字幕なしで見れそう…で選び、「すごい名作を発見してしまったのでは?!」と感動した記憶。やっぱり音楽が良い!バラードは美しく、悪い歌も格好良すぎるし、ユニゾンの迫力が満点。Thr>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.1

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・イタリア旅行からの帰り道、機内にてなので日本語で鑑賞。リドリースコットらしい、ある世界の崩壊を俯瞰で眺めるドキュメンタリーのような作品。

・レディ・ガガはこんなにスタイル良く魅力的だったろうか?勘
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ローマ帝国の滅亡(1964年製作の映画)

3.3

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・松明、業火って赤いんだなぁ…。アウレリウス帝の葬儀における雪景色に赤々とした松明と黒々とした煙、ラストの処刑シーンでの炎が印象に残った。

・長かったがドラマシリーズのようで、意味のないシーンはなく
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ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

4.5

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・詩人の物語らしく、空に吹き上げられる枯葉、雲間から覗く月、普段なら気に留めないような目線の景色をカメラに収めている。

・革命に生きたの人の話と思いきや、ユーリはかなり理不尽に時代に振り回されれいた
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

2.8

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・時代を感じる青春もの…とくに要所要所で物語を彩るウルフマンのラジオ・その音楽たち。ビーチ・ボーイズとか…(笑)

・一晩とは思えないほどに様々な物語が進んでいく。ややドラマチックで、ややどうでもいい
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.9

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・苦しいラスト…ニコルソンに選択させるにはあまりにも残酷だったろう、意思にかかわらず銃弾に倒れて起動された爆破のスイッチに少しほっとする。。何度も写される絶望の黒い箱に、珍しく呆けたニコルソンの顔が印>>続きを読む

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.2

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とても良作だった!!!

・『兄貴』なジーン・ハックマンを堪能。花の雑談で懐に入り込む聞き込み、女心を操る絡め手・ド直球暴力・人懐こい笑顔でのウィンク、魅力が大盛。歌まで聴ける「出血」大サービス。ひと
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.3

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・うーん…セクシーかはわからないが男らしく正義漢なニコルソン。イブリンともロマンチックな関係よりは戦友が似合う。

・再びながら、フェイ・ダナウェイの鋭い眼光。タバコの似合うこと。白い肌の映える喪服・
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交渉人(1998年製作の映画)

3.8

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・すごい!中だるみせず駆け抜けるサスペンス。謎とき自体は途中で霧散したが、それぞれの行動が読めないわくわく感、主役2人はもちろん人質のパーソナリティまで拾って人情者らしさもあるエンタメ作。

・緊張感
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

2.5

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・いやラストには納得できない!全部知っているならもっと冷静でクレバーかむしろ大騒ぎするのではないか?応援したい気持ちになっていたゲイルはすべて虚像だったとわかると、同情も死刑制度への疑念も吹っ飛んでし>>続きを読む

ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

2.9

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・美しいひとと美しい街並み。鮮やかでポップな衣装。肖像画のように人を美しく魅せるカメラワークが特長。クレイジーホース?さえアートのよう。
ここ1番では画面狭しとばかりに跳ねるヌレエフ。

・まさに剛柔
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.3

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・ものすごい迫力のソフィア・ローレン。そういえばイタリアの女(マンマ)だった…。ある日家の前にこんな人がいたら怖すぎる。それでもアントニオの目の前では泣かない強さ、帰ってから唸る様に号泣し写真を切り裂>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

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・正直この映画は司教様が天に召されたバルジャンを待ってるラストシーンを観るために見てる。本当に天才的な演出。ロンドン初演時の初代にして伝説のバルジャンが、現バルジャンを労い迎え入れる。これぞ映画にしか>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

3.5

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・この原節子が良い!
父の再婚相手と思った女を冷ややかに見るめはぞっとする迫力がある。いつもの張り付いた笑顔で人のよさそうな夫人より、ずっと似合っている。
ただあまりの色気に、父娘以上に色っぽい関係に
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彼岸花(1958年製作の映画)

2.8

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・全体、特にメインのストーリーはあまり響かなかったが愛しいサイドストーリーにあふるる映画。

・主人公がシリアス顔な一方、鮮やかにストーリーを進める女優達。幸子は「~どんのやぁ」という謎関西弁がかわい
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.5

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・不条理映画だったな…デイブも、彼らの友情と信頼もすべてあの日、あの道路で死んでしまっていたのだ。運命への無力感、そして改めて性犯罪の罪深さが胸に刻まれる。

・ラストの2組の舌戦のシーンが最も印象
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.2

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・バーン、バーンと響く重い音楽が重厚感あり警告のように響く。印象に残っているシーンはだいたいどアップのディカプリオの表情だから、やはりいい役者なんだな。

・なかなか小難しい。どこまでが妄想でどこから
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.3

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・今や想像の付く多重人格展開ながら、やっぱり役者の見せ所である。実在の人物じゃなくエドワード・ノートンで、ノートンが役者になってくれて本当に良かった~と実感する。ささやくようなどもり、ロイにチェンジす>>続きを読む

ボルジア家の毒薬(1952年製作の映画)

2.3

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・イタリア旅行前にと思ったけれどフランス映画だったので、ほぼ室内であまり意味なかった…

・結局ルクレチアは無垢な顔の美人ながら、流されやすく考えなしのファム・ファタルということで。ヘンテコ豪華ななん
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ネットワーク(1976年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・なんかすごいものを見てしまったのかもしれない。70年台の映画ながら『ありそう』すぎる。

・ふと気づけば、で、いつビールは自殺するんだ?とすぐにエンタメ目線になっている自分。資本主義に毒された現代、
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・なんと苦しい映画だろう。前半、こいつらベトナム行かなくていいんか?というくらい遊び浮かれバカしている地元の友達、からのベトナムでのトラウマシーンへのコントラストがつらい。

・今回のデニーロは、パン
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.0

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・変化自在のシアーシャ・ローナンがすごいな…ドレスアップするとさすがに美しすぎるが、ちゃんとクラスの2軍の思春期の女の子に見える。意志を強くするたびに鮮やかになる衣装。

・恋愛パートは丁度良かった。
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.4

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・小さい体躯で大きく振る舞うアル・パチーノ。いくら大物になって態度がでかくなっても、まるで子供椅子からずり落ちそうに座っているようで愛嬌がある。

・時代を感じる電子っぽい音のディスコミュージックが映
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黒いチューリップ(1963年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・美青年アランドロンでベルばらの世界観を楽しむような映画。
大味ながらアクションもおおく、アランドロンのすらりと健康なふくらはぎまで堪能。馬を駆ったり、馬と戯れるシーンがお気に入り。

・どこまでも顔
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


・何も気にせず娯楽作として観れば楽しめたが、『続編』『ローマ帝国の物語』としては裏切られた。ルシウスはマルクス-マキシマス系譜の自由への夢さえ継いでいれば、マキシマスの息子である必要はなく、マキシマ
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.5

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・見るからに洒落てる~!というカットが多く映画初心者としてはワクワク。スプリットスクリーンでたまに動きがリンクしたり、エレベーターの小さい鏡で中の惨劇を切り取ったり…鏡遣いの楽しさ。タイトルも『道程を>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・ケヴィン・スペイシーといえば悪役だったので意外なラストだった!笑っていいのか悪いのか、微妙で居心地の悪いシュールな空気感を作り出すのがうますぎる。

・タイトルは薔薇の名前でもあるらしいが、アメリカ
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カジノ(1995年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・モノローグでの説明が多く長いドキュメンタリーのような丁寧な構成。混乱はなかったが世界びっくり仰天とか見てる気分でちょっと盛り上がりに欠けた…
スーパーの盗聴から段々割れてくるのがなんともリアル。
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます


・ドラマとして面白くなることは分かりきっている人物だけど…ちょっと忖度というか、メアリの汚れがなさ過ぎた。ダーンリーもRIZZOも男色家なのは当世風アレンジ、ヘップバーンも陰謀。もっと奔放に恋してほ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.6

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・最初結構重かった…うんざりするほどの訛り、封建的で偏見強くストで鬱屈した父と兄、ヤングケアラーでもあるビリー。『Tony, Have you think about death?』はギリギリのヘルプ>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.6

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・火薬マシマシ、技巧マシマシ、思想マシマシ大衆向け娯楽作と転じた2作目。尽きせぬ爆薬で全てを焼き払い、雑兵はいかにも昔の、万歳スタイルで掃射されていく。

・計器に映り込む心配げな大佐、ランボーの肉体
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.4

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・『序盤20分』は見切れなかった…。一人称視点での車酔いと血飛沫、いつ自分が撃たれるかわからない緊張感。 

・ライアンがいい奴でよかった。結局自らたちの死になってしまったが、仲間を失って探し出したの
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エム・バタフライ(1993年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・さすがに男とはわかるが、低い声と愁眉の美しい。
さも自分が中国を征服したかのように調子にのっちゃうガリマ―ルもちょっとかわいい。話の中だと年月が経って再会しているのであろうが、映像だとそんな感慨は感
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・かっこいい〜。ストーリーはホー主体だがマークの鈍い輝きに全部持っていかれた。
マッチを加え唇を歪ませる顔、余裕たっぷりにスローで一人襲撃に向かう姿、戻ってきて力の限りマシンガンをぶっ放す姿…古き良き
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・やはり初っ端から最高のCOL。
ムファサの運命を知っているから、崖の上に現れるだけで泣いてしまう。様々な動物が思い思いに頭を垂れ、命と世界の雄大さに自然と敬意を覚える1曲。『キャラクター』動物とその
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