たまちさんの映画レビュー・感想・評価

たまち

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晩春(1949年製作の映画)

3.5

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・この原節子が良い!
父の再婚相手と思った女を冷ややかに見るめはぞっとする迫力がある。いつもの張り付いた笑顔で人のよさそうな夫人より、ずっと似合っている。
ただあまりの色気に、父娘以上に色っぽい関係に
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彼岸花(1958年製作の映画)

2.8

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・全体、特にメインのストーリーはあまり響かなかったが愛しいサイドストーリーにあふるる映画。

・主人公がシリアス顔な一方、鮮やかにストーリーを進める女優達。幸子は「~どんのやぁ」という謎関西弁がかわい
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.5

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・不条理映画だったな…デイブも、彼らの友情と信頼もすべてあの日、あの道路で死んでしまっていたのだ。運命への無力感、そして改めて性犯罪の罪深さが胸に刻まれる。

・ラストの2組の舌戦のシーンが最も印象
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.2

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・バーン、バーンと響く重い音楽が重厚感あり警告のように響く。印象に残っているシーンはだいたいどアップのディカプリオの表情だから、やはりいい役者なんだな。

・なかなか小難しい。どこまでが妄想でどこから
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.3

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・今や想像の付く多重人格展開ながら、やっぱり役者の見せ所である。実在の人物じゃなくエドワード・ノートンで、ノートンが役者になってくれて本当に良かった~と実感する。ささやくようなどもり、ロイにチェンジす>>続きを読む

ボルジア家の毒薬(1952年製作の映画)

2.7

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・イタリア旅行前にと思ったけれどフランス映画だったので、ほぼ室内であまり意味なかった…

・結局ルクレチアは無垢な顔の美人ながら、流されやすく考えなしのファム・ファタルということで。ヘンテコ豪華ななん
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ネットワーク(1976年製作の映画)

3.7

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・なんかすごいものを見てしまったのかもしれない。70年台の映画ながら『ありそう』すぎる。

・ふと気づけば、で、いつビールは自殺するんだ?とすぐにエンタメ目線になっている自分。資本主義に毒された現代、
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.9

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・なんと苦しい映画だろう。前半、こいつらベトナム行かなくていいんか?というくらい遊び浮かれバカしている地元の友達、からのベトナムでのトラウマシーンへのコントラストがつらい。

・今回のデニーロは、パン
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.0

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・変化自在のシアーシャ・ローナンがすごいな…ドレスアップするとさすがに美しすぎるが、ちゃんとクラスの2軍の思春期の女の子に見える。意志を強くするたびに鮮やかになる衣装。

・恋愛パートは丁度良かった。
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.4

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・小さい体躯で大きく振る舞うアル・パチーノ。いくら大物になって態度がでかくなっても、まるで子供椅子からずり落ちそうに座っているようで愛嬌がある。

・時代を感じる電子っぽい音のディスコミュージックが映
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黒いチューリップ(1963年製作の映画)

3.2

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・美青年アランドロンでベルばらの世界観を楽しむような映画。
大味ながらアクションもおおく、アランドロンのすらりと健康なふくらはぎまで堪能。馬を駆ったり、馬と戯れるシーンがお気に入り。

・どこまでも顔
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.0

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・何も気にせず娯楽作として観れば楽しめたが、『続編』『ローマ帝国の物語』としては裏切られた。ルシウスはマルクス-マキシマス系譜の自由への夢さえ継いでいれば、マキシマスの息子である必要はなく、マキシマ
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.5

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・見るからに洒落てる~!というカットが多く映画初心者としてはワクワク。スプリットスクリーンでたまに動きがリンクしたり、エレベーターの小さい鏡で中の惨劇を切り取ったり…鏡遣いの楽しさ。タイトルも『道程を>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.1

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・ケヴィン・スペイシーといえば悪役だったので意外なラストだった!笑っていいのか悪いのか、微妙で居心地の悪いシュールな空気感を作り出すのがうますぎる。

・タイトルは薔薇の名前でもあるらしいが、アメリカ
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カジノ(1995年製作の映画)

3.2

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・モノローグでの説明が多く長いドキュメンタリーのような丁寧な構成。混乱はなかったが世界びっくり仰天とか見てる気分でちょっと盛り上がりに欠けた…
スーパーの盗聴から段々割れてくるのがなんともリアル。
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.3

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・ドラマとして面白くなることは分かりきっている人物だけど…ちょっと忖度というか、メアリの汚れがなさ過ぎた。ダーンリーもRIZZOも男色家なのは当世風アレンジ、ヘップバーンも陰謀。もっと奔放に恋してほ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.6

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・最初結構重かった…うんざりするほどの訛り、封建的で偏見強くストで鬱屈した父と兄、ヤングケアラーでもあるビリー。『Tony, Have you think about death?』はギリギリのヘルプ>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.6

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・火薬マシマシ、技巧マシマシ、思想マシマシ大衆向け娯楽作と転じた2作目。尽きせぬ爆薬で全てを焼き払い、雑兵はいかにも昔の、万歳スタイルで掃射されていく。

・計器に映り込む心配げな大佐、ランボーの肉体
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.4

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・『序盤20分』は見切れなかった…。一人称視点での車酔いと血飛沫、いつ自分が撃たれるかわからない緊張感。 

・ライアンがいい奴でよかった。結局自らたちの死になってしまったが、仲間を失って探し出したの
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エム・バタフライ(1993年製作の映画)

3.1

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・さすがに男とはわかるが、低い声と愁眉の美しい。
さも自分が中国を征服したかのように調子にのっちゃうガリマ―ルもちょっとかわいい。話の中だと年月が経って再会しているのであろうが、映像だとそんな感慨は感
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.2

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・かっこいい〜。ストーリーはホー主体だがマークの鈍い輝きに全部持っていかれた。
マッチを加え唇を歪ませる顔、余裕たっぷりにスローで一人襲撃に向かう姿、戻ってきて力の限りマシンガンをぶっ放す姿…古き良き
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

4.0

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・やはり初っ端から最高のCOL。
ムファサの運命を知っているから、崖の上に現れるだけで泣いてしまう。様々な動物が思い思いに頭を垂れ、命と世界の雄大さに自然と敬意を覚える1曲。『キャラクター』動物とその
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ランボー(1982年製作の映画)

3.8

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・ラストまでほとんど喋らず獣の様なランボー。
サイコな爆発でもなく、ミッションを淡々とこなすところに自分を貫く静かな怒りを感じる。
トラウマ映像と併せ最後の独白ではベトナム戦争を戦った戦士の悲哀が詰ま
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鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)

4.0

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・眉目秀麗なマイケル・ケイン様!
いよいよ覚悟を決めてポーランド兵服を脱ぎ、教会の外へ出て黒装束に制帽をかぶった瞬間には、一個の完全な美が完成されたのを目撃したという感慨がある。

・『シンクロニシテ
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・謎すぎるダークファンタジー?処刑シーンは笑うところか…?と終始シュール。ベン・ウィショーのミステリアスで苦しそうな存在感ありき。

・香りがテーマなだけあって、血と腐乱臭の伝わる町のシーンががグロテ
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リプリー(1999年製作の映画)

3.6

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・『太陽がいっぱい』とは全然別物。今作はもともと野心的ではなく、まじめな青年がラッキーに乗っかって道を踏み外したような。ダークヒーロー的な自我の強いアランドロンを応援するか、マットデイモンの目を通して>>続きを読む

スターリングラード(2000年製作の映画)

3.4

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・やはり初っ端のシーンは絶望が強かった。逃げ場のない船で掃射され、逃げるのも処刑。こんな絶望的なスターリングラードから巻き返せるなんて。

・狙撃兵の戦いになると静の戦いだが、ヴァシリもその身を持って
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独裁者(1940年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・ドイツ語っぽい英語の演説が面白い。実際どこまで意味が通るんだろう?初のトーキーだったとのことだが、そこでこのアイディアは仰天してしまう。

・逆さ撮影でのトリック、ケーキの中のコインの押し付け合い、
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秋日和(1960年製作の映画)

3.7

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・今なら考えられないセクハラ発言は多いが、小津作品の男はどこか抜けていて滑稽で憎めない。秋刀魚よりも老獪でなく、あっちこっち揺さぶられている雰囲気もある男三人。今の時代から見ると自分たちで決めて縁談等>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.8

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・悪友3人組には毎回騙された。すっとぼけた顔で巧いんだから。全員そこそこの地位があり老獪な男たち。

・戦争を青春として振り返る坂本、同世代との友人とは絶対戦争の話をしない平山。それでもラストに歌うマ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・『There’s always something authentic concealed in every forgery』がテーマの本作、逆に彼が本物と信じて疑わなかったクレアとの愛、ロバートと>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

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・1からの2で、なんでこんな世界観が仕上がってるんだよ…

・ヒューマンガス様のつやつやマッチョ体躯に謎衣装、低くておどろおどろしい声。案外と部下の勝手に振り回されつつ、人質を、処刑後までも車に縛り付
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

2.4

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・歴史も知りたいと思いつつ鑑賞したけど、おじさんたちの喧嘩を見せらて終わった…

・フルシチョフが生き残るのは何となく納得。ウケた話をメモしておくほどのマメさ、かつ野心と勢いのあるやつが出世するのだな
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.6

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・なんだこれー!何台のパトカー潰すんだ…?
すごい予算のコメディ実写化!ちょっとシュールで笑っていいのかわからなかったけど最後には爆笑。
歌は本物なんだもんな〜かっこいいよ
やたら歌上手い神父・おかみ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.1

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・仕掛けパニックホラー。いろんな映画を見た様な気分。急にドントブリーズが始まるし、エイリアンに取り込まれた人間はお化け屋敷の驚かせ方だし、無重力で漂うエイリアンはディメンターのよう。


・人間ドラマ
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ハッピー フィート(2006年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・ふわふわ赤ちゃんがかわいい〜成長してがっかりしてたらひとまわり小さなアデリーアミーゴスがかわいい〜ペンギンとダンスの相性の良さは何を見て思いついたんだろう?

・音楽がまたなんともエモいチョイス。
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