たまちさんの映画レビュー・感想・評価

たまち

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エム・バタフライ(1993年製作の映画)

3.1

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・さすがに男とはわかるが、低い声と愁眉の美しい。
さも自分が中国を征服したかのように調子にのっちゃうガリマ―ルもちょっとかわいい。話の中だと年月が経って再会しているのであろうが、映像だとそんな感慨は感
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.2

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・かっこいい〜。ストーリーはホー主体だがマークの鈍い輝きに全部持っていかれた。
マッチを加え唇を歪ませる顔、余裕たっぷりにスローで一人襲撃に向かう姿、戻ってきて力の限りマシンガンをぶっ放す姿…古き良き
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

4.0

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・やはり初っ端から最高のCOL。
ムファサの運命を知っているから、崖の上に現れるだけで泣いてしまう。様々な動物が思い思いに頭を垂れ、命と世界の雄大さに自然と敬意を覚える1曲。『キャラクター』動物とその
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ランボー(1982年製作の映画)

3.8

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・ラストまでほとんど喋らず獣の様なランボー。
サイコな爆発でもなく、ミッションを淡々とこなすところに自分を貫く静かな怒りを感じる。
トラウマ映像と併せ最後の独白ではベトナム戦争を戦った戦士の悲哀が詰ま
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鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)

4.0

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・眉目秀麗なマイケル・ケイン様!
いよいよ覚悟を決めてポーランド兵服を脱ぎ、教会の外へ出て黒装束に制帽をかぶった瞬間には、一個の完全な美が完成されたのを目撃したという感慨がある。

・『シンクロニシテ
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.2

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・謎すぎるダークファンタジー?処刑シーンは笑うところか…?と終始シュール。ベン・ウィショーのミステリアスで苦しそうな存在感ありき。

・香りがテーマなだけあって、血と腐乱臭の伝わる町のシーンががグロテ
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リプリー(1999年製作の映画)

3.6

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・『太陽がいっぱい』とは全然別物。今作はもともと野心的ではなく、まじめな青年がラッキーに乗っかって道を踏み外したような。ダークヒーロー的な自我の強いアランドロンを応援するか、マットデイモンの目を通して>>続きを読む

スターリングラード(2000年製作の映画)

3.4

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・やはり初っ端のシーンは絶望が強かった。逃げ場のない船で掃射され、逃げるのも処刑。こんな絶望的なスターリングラードから巻き返せるなんて。

・狙撃兵の戦いになると静の戦いだが、ヴァシリもその身を持って
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独裁者(1940年製作の映画)

3.8

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・ドイツ語っぽい英語の演説が面白い。実際どこまで意味が通るんだろう?初のトーキーだったとのことだが、そこでこのアイディアは仰天してしまう。

・逆さ撮影でのトリック、ケーキの中のコインの押し付け合い、
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秋日和(1960年製作の映画)

3.7

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・今なら考えられないセクハラ発言は多いが、小津作品の男はどこか抜けていて滑稽で憎めない。秋刀魚よりも老獪でなく、あっちこっち揺さぶられている雰囲気もある男三人。今の時代から見ると自分たちで決めて縁談等>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.8

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・悪友3人組には毎回騙された。すっとぼけた顔で巧いんだから。全員そこそこの地位があり老獪な男たち。

・戦争を青春として振り返る坂本、同世代との友人とは絶対戦争の話をしない平山。それでもラストに歌うマ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

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・『There’s always something authentic concealed in every forgery』がテーマの本作、逆に彼が本物と信じて疑わなかったクレアとの愛、ロバートと>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・1からの2で、なんでこんな世界観が仕上がってるんだよ…

・ヒューマンガス様のつやつやマッチョ体躯に謎衣装、低くておどろおどろしい声。案外と部下の勝手に振り回されつつ、人質を、処刑後までも車に縛り付
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

・歴史も知りたいと思いつつ鑑賞したけど、おじさんたちの喧嘩を見せらて終わった…

・フルシチョフが生き残るのは何となく納得。ウケた話をメモしておくほどのマメさ、かつ野心と勢いのあるやつが出世するのだな
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・なんだこれー!何台のパトカー潰すんだ…?
すごい予算のコメディ実写化!ちょっとシュールで笑っていいのかわからなかったけど最後には爆笑。
歌は本物なんだもんな〜かっこいいよ
やたら歌上手い神父・おかみ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

・仕掛けパニックホラー。いろんな映画を見た様な気分。急にドントブリーズが始まるし、エイリアンに取り込まれた人間はお化け屋敷の驚かせ方だし、無重力で漂うエイリアンはディメンターのよう。


・人間ドラマ
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ハッピー フィート(2006年製作の映画)

3.1

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・ふわふわ赤ちゃんがかわいい〜成長してがっかりしてたらひとまわり小さなアデリーアミーゴスがかわいい〜ペンギンとダンスの相性の良さは何を見て思いついたんだろう?

・音楽がまたなんともエモいチョイス。
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・独り言でご機嫌ドライブ。分厚い唇に太い煙草が似合う。こちらに語りかけてのタイトルコール、良い…!走るシーンは足取りも軽やかにスマートなファッションが映える。

・とにかくテンポが良く軽やか。生活音も
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.2

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・強く心動くシーンも台詞もなかったのに印象に残る不思議な映画。劇で見たねじまき鳥クロニクルを思い出した。印象的な『Yumeji’s theme』のインサートはおそらく2人が心通わしているシーンで、その>>続きを読む

薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

・時代物の探偵もの、洋風横溝的な雰囲気。ゴシックでおどろおどろしく、俗っぽい下世話な目で見た修道院。全員トンスラのおじさんなので見分けがつきにくいの何の…
薔薇の名前、感傷的すぎるがロマンチックで美し
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・どこかで双子だな?!と感じたがアンジャーの方は皆目わからなかったら、なるほど。それまでが堅実なマジックだったので急なSF展開にびっくり。ちょっと解説ないと難しかった。ラストに写りこむ水槽内のアンジョ>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・ユダヤ人への蛮行という「知った話」が目の前に広がるとこんなにも恐ろしいことなのだと突き付けられ茫然とした。恐ろしさに涙さえ出ない。
直接加害するだけでない、目をつむることも罪なのだ。しかしそこで勇気
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ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・はじめの大嵐や崖を上るシーン、風音や波音はものすごいのだが人物はみな無言なのが潔く男らしい。
余計な色恋はいらない派だが、アンドレアたちのあまりにストレートな愛情表現にはもろ手で応援せざるを得ない。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・ラストはAll Amerian Rejectsの『Mona Lisa』を思い出した。
『タイラー』を殺した彼は思春期の男子学生のように、手をつないでビル崩壊を眺める。鍵はいつでもマーラで、彼女の出て
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・ローマの休日のようなラブロマンス。結婚式で白いドレスを曳きながら走るシーンが印象的。

・有名な「ジェリコの壁」。壁を越えてクラークの胸に縋り付くシーンは、少女漫画のような王道のラブシーン。キスすら
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・死に近づくにつれ、人間味を獲得していくレプリカン。こういう反比例構造が好き。哲学的な投げかけを持った作品だった。

・SFとされているが、人vs人にしか見えない。始末シーンも、一瞬市井の人を殺してし
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・「女装」なんてものを遥かに超越したダスティンホフマンの全てに脱帽。「女装」をネタにした笑いではなく、人のために自分を隠して生きることと、ありのままの自分を見せるという葛藤がメインテーマだったように思>>続きを読む

アンソニー・ホプキンスのリア王(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

・BBCらしい、ドライな質感のフィルターでの現代風リア王。
舞台らしいテンションが高すぎるセリフを、冷めちゃうことなく聞かせるのはさすがの一流俳優陣。

・特にリア王のホプキンス。あのご老体にも関わら
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・すべてのエッセンスはここにあって、まさにMADMAXシリーズ生みの親。
銃、ちぎれた腕、タンク車への飛び乗り、強い老婆…
ただし世界観はまだまだ現代の地続きだし、子供や犬も巻き込まれるし、新シリーズ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.3

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・確かにずっと音楽にノッて楽しめた。音楽のリズムに合わせた銃撃戦は心地よく、キングスマンを彷彿とさせる軽妙さ。一方車のエンジン・ブレーキ音そのものが楽器のようなので、音楽を重ねるのは意外と相性わるく蛇>>続きを読む

フェーム(1980年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

・淡々と4年間の学生生活を見つつ、数々のジャンルを超えたアーティストたちが作り上げていくJAMシーンのきらめきがとにかく印象的。

・まさかメインキャストになると思わなかったドリス。母の過保護を脱却し
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・まさに超大作。音楽をしっかり聞かせる余裕。少し合成感等はあるがエキストラもセットもダイナミックで気迫を感じる。


・あれだけの馬が、足並みそろえて一列で美しく闊歩するだけでも感動した。さらに迫力の
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生きる(1952年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・胃がん宣告から生きはじめたミイラの人生は、笑顔で終われたのだろうか。一人の粘りじゃ大して変わらないけれど、公園で遊ぶ子供たちや葬式で涙する陳情ガールズを見ると少し報われたラスト。

・志村さんの大き
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宗方姉妹 デジタルリマスター版(1950年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・軸となる節子。攻めの強さはないが、守りの強さがある。年の離れた姉妹に見えたが何歳の設定なのだろう。落ち着いて見える節子だが、たまに(田代と話すときとか)には少女のようなみずみずしさがある。印象的なの>>続きを読む

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・オープニングからとにかくかわいい。特にパンちゃん。お父さんパンダはトトロの原型のようなものを感じる。

・ラストはヒヤリとしたが、ハッピーエンドチックで安心。『帽子をかぶって会社に行って、パイプでぷ
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・かわいかった~OPがかわいくて最高。パンちゃんが対消滅するのが好き。先頭と最後尾で歩調が変わるパンちゃんたまらん。

・ちょこまか動くパンちゃんが可愛い!トラちゃんと並んで益々かわいい。前作は少しし
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