素晴らしき哉映画

アレクサンドリアの素晴らしき哉映画のネタバレレビュー・内容・結末

アレクサンドリア(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


紀元391年 エジプト アレクサンドリア


アレクサンドリア図書館でヒュパティアの講義を何人もの人が受けていた中にオレステス、シュネシオス、ダオスがいました。

ある時、セラピスがキリスト側を攻めるも数の圧倒的差に籠城になりました。立て籠りの中でもヒュパティアはアリスタルコスの
「太陽中心説」
の話も含めながら、地球もその惑星かと考えます。
ただダオスは
「物体を落とせば後ろに落下するはず」
「風は常に向かい風」
「鳥は巣に戻れない」
と話し、老人男性もアリスタルコスの「太陽中心説」は意味を成さないと言いました。

セラピスとキリストとの結果、条件付きで、セラピスの図書館と神殿をキリスト側に明け渡すことになりました。開放直後ダオスはヒュパティアの差別ととれる言葉で影響し(それまでにも何回かあった)、前からキリスト教徒のアンモニオスとも関わったこともありキリスト側につきます。
この中、ヒュパティアの父親が大きな怪我を負い、まもなく亡くなりました。



⇒ヒュパティアと周りの出来事を分けてレビューします。途中から合流します。

数年後
📍最初の周りの出来事
キリスト教徒とユダヤ教徒が命の奪い合いにより、政府側も色々しばられ解決策が見つかりません。ユダヤ教徒は住んでいた場所を離れざるを得なくなりました。

次はヒュパティアの話の後にレビュー

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ヒュパティア

📍ヒュパティアは船が動き続ける間に何メートルも上から物(袋)を落とす実験をします。
理論上では下の位置に、そのまま落ちずに後ろに落ちるだろうと説明。
実際すると説明したのとは違い真下におちました。
オレステスは間違っていると言いましたが、信じられないといった様子です。
ヒュパティアは船が静止した時と同じように落下したと喜びます。
何が目的かというと、地球の動きに応用できるかもと考え、地球は太陽の周りを回っているのかもと言います。

次の疑問
📍なぜ惑星は予想外に明るさが変化するのか
📍なぜ太陽は夏と冬で大きさが違うのか

アスパシウス(ヒュパティアのお手伝い)は
地球に近付く時と、遠ざかる時があるのではないかとヒュパティアに話します
砂地で太陽を中心に円周を描きながら、考えますが答えはでませんでした。

オレステスと話してる時にヒュパティアは
何かに気付きました。
①アリスタルコス、ヒッパルコス、プトレマイオス達の基本の円の軌道のこと
②別の軌道があるのではないか
オレステスは
「円より完璧なものはないと教わった」
と言いましたが
③自分やオレステスのように円の完璧さにこだわり過ぎたと話し、また考え出します。

そして、キレイな円の軌道ではなく楕円形の軌道なのだと話していました。

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そんな中でキュリロスが大勢集まる所でヒュパティアを神に対する考えが不信心だと魔女に仕立てあげます。それを認めなかったオレステス長官にアンモニオスが石を投げたことによりアンモニオスが処刑になります。

信仰を受け入れないと命も危ないヒュパティアですが、拒否し続けていました。
一方ダオスは仲間内の話でヒュパティアの命が危ないと知り彼女に会いに行きます。
オレステスやシュネシオスもヒュパティアに会い説得しようとしますが叶わず。
ダオスは探し続けますが、先にキリスト教徒に見つけられ、もうすぐ殺されようとしますが、仲間が彼女に浴びせる石を探しに行ってる間にダオスがせめてもの思いで窒息死させました。

このあとキュリロスが実権を握るとありました。

1200年後の17世紀になり天文学者ケプラーが、惑星の動きが楕円であると発見しました。


※※※※※※※※キャスト※※※※※※※

レイチェル・ワイズ♦ヒュパティア(数学者、天文学者)

【3人はヒュパティアの弟子】

オスカー・アイザック♠オレステス(長官)
ルパート・エヴァンス♠シュネシオス(キュレネの主教)
マックス・ミンゲラ♠ダオス(奴隷、キリスト教)

マイケル・ロンズデール♠テオン(ヒュパティアの父、図書館長)
サミ・サミール♠キュリロス(キリスト教)
アシュラフ・バルフム♠アンモニオス(キリスト教、ダオスと関わるようになる)

2回目