Jimmy

からっ風野郎のJimmyのレビュー・感想・評価

からっ風野郎(1960年製作の映画)
2.5
三島由紀夫が刑務所で服役している場面から始まる。
三島の身代わりに、刑務所でほかの服役者が射殺される場面があるが、刑務所でそんなことが起こりうるのか、リアルさに欠けている感じがした。
そして、出所の日は、対立相手のやくざに見つからぬように、親父の志村喬らもけむに巻く出所方法。しかし、志村喬の上半身じゅうの刺青は全く似合わない(笑)

その後、黒い革ジャンを着てやくざぶりを見せる三島だが、増村保造は「実は、三島の演技が下手で困った」らしい。

そして、三島の元の女として水谷良重が登場するが、すぐに別れる。
水谷良重が歌う「バババベビブバナナノミ~♪」という変なというか、面白い唄が耳について仕方がない。

その後、映画館で働く女=若尾文子と運命の出会い。若尾文子は、やっぱりどんな役をやっても素晴らしい。あの姿・あの顔を見て、あの美しい声を聞くと、気持ち落ち着く。
本作で、若尾文子の兄は、川崎敬三。

まぁまぁ面白かったが、やはり三島由紀夫の演技は……。
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