電気羊

魂のジュリエッタの電気羊のレビュー・感想・評価

魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)
3.3
フェリーニ監督の初カラー作品と言うことで力が入ったのだろうが、とにかく極彩色の画面で色の情報量が多くて目が驚く。

内容は夫の浮気を疑う人妻が、夫の愛を取り戻すべく東洋思想の哲学者や霊媒師に相談するところからオカルトじみているし、全編通して登場人物、セット、台詞、奇想天外なものばかりで、何かの比喩や暗示のようでもあり明確に示されているもはない。

これは男女の愛の営みを説いたフェリーニ版のカーマ・スートラのような作品なのかな。
電気羊

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