映画は、フェリーニ独自の幻想的世界を通じて、主人公ジュリエッタの内面世界を丁寧に描き出している。彼女は日常生活のなかで、突如現れる幻影や奇妙な出来事に翻弄されながら、自らの記憶や欲望、愛への疑念とい…
>>続きを読む久しぶりにフェリーニ。本作を初めて観た時も凄みは感じたが、、、今回改めてリマスター版Blu-rayを視聴してみた。
百花繚乱の色彩とテクニカラー特有の粉っぽさがあいまって、性が吐露する死の質感を何…
魂のジュリエッタ。カメラワークと幻想的な演出が素晴らしい。この時代に完成されてる。
ジュリエッタの内包された悲憤が、ひしひしと伝わってくる。
ラストカット素晴らしかった。スクリーンで観るべき。
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サーカス大好き男による誇張しすぎた中年の危機
猥雑でいかがわしいものを描く喜びに満ちていて、信仰も絡んでくるとボスとかミケランジェロの聖アントニウスなんかが思い浮かぶノリ
間違いなく後のアングラムー…
カラーという武器を手に入れた小津は清楚に彼岸花を撮ったが、フェリーニはイマジネーションを全開放する。
色彩、ファッション、そしてこれらが画面上に絶妙に配される構図を通して画面から溢れ出る奇天烈なエネ…
夫の浮気を疑ったジュリエッタが宗教セミナー行ったり、淫乱な隣人と交流したり、ナイスガイにときめいたり。
探偵を使って浮気相手を特定し、自宅に押し掛けるも会うことは出来ず。
踊り子と駆け落ちした祖父(…
ジュリエッタ・マシーナの、我慢し貼り付けた笑顔の下から、抑え込んでいた負の感情が滲み出る瞬間の表情が素晴らしい。
夢と現実が俗っぽいイメージと宗教的なイメージが渾然一体となっていく後半はジュリエッ…
フェリーニの初カラー長編。『アマルコルド』のような四季を感じる奥ゆかしいカラフルさはまだない。「8 1/2の変奏」とレビューしている方がいてまさにそんな感じ。退廃と幻想と虚構の絶妙なバランス感。大き…
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