かえるのエリー

フランケンウィニーのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

フランケンウィニー(2012年製作の映画)
4.2
2021年最後の映画は何にしよう?とあらゆる配信を漁って見つけた本作。おっといけねぇ、ティム愛を公言しているのに本作未見だった!ファン失格!

84年の自身の実写短編を甦らせたストップモーションは、ティム自身で監督したものは2作目(他に「コープスブライド」)、関わったものなら4作目(「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」は原作、「ジャイアント・ピーチ」は製作、共に監督はヘンリー・セリック)となる。

ギョロ目のキャラ、継ぎはぎモチーフとお馴染みのアイテムが並ぶが、今回はそれらを初の全編モノクロで表現、これが非常に良き。古き良き時代のホラー映画のように影を効果的に使い、死者を蘇らせるという行為をゾクゾク感じさせる。

愛犬スパーキー以外にもペットが蘇っていき、その造形は流石のティム節炸裂だが、子供たちが主役なこともあり、可愛らしさが勝る(あれ?私がおかしい?) 。主人公ヴィクターは心優しき少年、一風変わっているものの、彼を優しく見守るアインシュアイン夫婦が良き。ティム作品ではライトな方に入るのではないか。



【追記 2023/09/09】

filmarks一覧からすると、ティム監督作のストップモーションは「ヴィンセント」もあったので3作目かも⁉︎ まだまだティム道の修行が足りないな💧