1作目ぶりにサムニール。
1作目の惨劇で懲りた彼が、研究費用に困ってた時に半ば口車に乗せられて担がれてまたあの惨劇に舞い戻る。
しかも、1作目のパークの場所、ではなく、2作目でジェフゴールドブラムが同じく舞い戻ってしまい、新たな惨劇をもたらした“サイトB”の方。
そういう意味でこの3作は、2つの島と、2人の考古学者がうまい具合に交差したシリーズ。
このジュラシックパークシリーズは、大型恐竜で魅せながら、肉食恐竜の獰猛さとダイナミックさで恐怖とインパクトを作る。
しかしながら、島にやってきた人間にとって真の天敵、それはラプトル。
人間と同じく、少数精鋭のチーム編成で、小回りが効き、コミュニケーションを取りながら、ジワジワと的確に標的をジリジリ追い詰めていく。
頭が良く、無作為に手を出すわけでもなく、時にワナを張ったり、狡猾に、相手の出方も観察しながら牙を剥いてくる。
大型恐竜よりも恐ろしい。
今回も、ラプトルの卵を盗んでしまったことでどこまでも追いかけてる。
しかも、怒って殺して食べにきてるんではなくて、卵を取り返しにきてる。
この、意思と動機の表れが何よりも恐ろしい見どころ。
3作目ともなると、見せ場もレベルアップ。
地上だけではなく、空。プテラノドン。
この空という空間で起きる疾走感というか。前後左右と上下。
そして、止まったりできないスピード感。
空は空で危険、地上も気が休まることなくいつでも何かの脅威に晒され、船で動いても水の中に、、、もはや、この島の中には安心はない。
恐竜と言ったらこのシリーズしかない。
唯一無二の最高のダイナソーエンターテインメントシリーズ。
最高です。