センスオブワンダーを描いた作品の金字塔。
徹底した登場人物各々の目線で描く宇宙人との出会い。
蒸発した父親を想い、憂鬱な学生生活を送る少年
無垢な妹、少し大人になりかけてる(なりかけなのがミソ)兄
夫がいない家庭を守る母親
少年時代に抱いた夢を忘れない科学者
各々がE.T.と出会ってのリアクションが素晴らしい。
スピルバーグは少年と宇宙人との交流を通して、これら登場人物の内面をどんどん変えていく。
宇宙人=恐怖で未知の存在
というイメージを覆した傑作。
ハイライトは自転車でのカーチェイス。
子供は車に乗れないからね。(兄貴が終盤乗りますが)