寂々兵

今宵、フィッツジェラルド劇場での寂々兵のレビュー・感想・評価

4.6
ラジオ局の楽日に漂う日常感と諦観、『バード★シット』のサリー・ケラーマンを思わせるヴァージニア・マドセンの色気、幻の女とフィルム・ノワールへの郷愁、小気味良いカントリー&ウエスタン、パンツ一丁でくたばるL・Q・ジョーンズ、メリル・ストリープを割と好きになる「Gold Watch and Chain」、亡き友たちへ下ネタを捧ぐライリー&ハレルソン、その演奏中に挟まれるトミー・リー・ジョーンズの謎カット、スコット・フィッツジェラルドの銅像と再生の天使!湿っぽくせずに旅立つアルトマンの幕引きに三度観て三度号泣。あばよ、首切り人!人生ベスト。
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