イェーイ、1番ゲット。
K's cinema のアレックス・コックス映画祭で。
彼がUCLA在学中に撮った処女短編。

チケット買うときに「あの、状態悪いんですけど、大丈夫ですか...？」と恐る恐る言われたんで、ビビりながら入っていったものの、まぁ実際観ると全然許容範囲でよかった。退色はひどかったけど、それも味というかね。たぶんカラーなのだけど、ほとんどモノクロみたいになっているとこ多数。

内容は彼の後の映画に繋がるモチーフで溢れていて面白かったな。
宇宙人の話とか、夜のLAとかは『レポマン』だし、あとはちゃんと砂漠と廃れた建物もいっぱい(ストレートトゥヘル、スリービジネスメンetc)出てくる。あとニカラグア云々とか。

というか彼が撮りたいカットを全部詰め込みました、みたいな感じ。話という話は特になし。

そのかわりカッコいいカットがいっぱい。
細かいカット割りで魅せる寄りはエッジィだし、引きの画もズバン、と入ってくるものばっかで冴えている。
彼はその作風から一見、雑にやっているように見えているが、カットに関してはかなりこだわっていることがわかる。