Osamu

ベンダビリリ!〜もう一つのキンシャサの奇跡のOsamuのレビュー・感想・評価

3.5
コンゴのポリオで障がいを持つ人たちとストリートチルドレンのバンドが、アルバム作ってヨーロッパに売り出すドキュメンタリー。

なんか乗れなかったあ。好きなタイプなのに。

おかしいなあ、と思ってコンゴのことを少し調べてみたら、ちょっと見方が違ってたことに気が付いた。

この話の舞台の2002年から2009年のコンゴは、内戦が終わり民主化に向かっていった時代のようだ。内戦が終わったとは言え、各地で武装組織の活動は続き、内戦の後遺症の貧困や病気、蔓延する感染病と飢饉が民衆を苦しめていた。

それで、あんなに路上生活者がいるんだ。親がいない子供たちが泥棒しなければ生きていけないんだ。

そんな苦しい時代の中で、音楽を楽しみ、つかんだ音楽のチャンスで、寝床のダンボールをマットレスに変えるお金をゲットする闘いの話だった。

音楽は良かったけど、音楽を楽しむ映画ではなかった。

それが頭に入っていたら、見え方がちょっと違っていたと思う。やっぱり予習が大事。
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