歌麿

ポエトリー アグネスの詩(うた)の歌麿のレビュー・感想・評価

3.9
川とはまるで、あちらの世界とこちらの世界を別ける境界線のようなものに思う。

川からはじまるこのストーリーの行き着く先は、どちらなのか? オープニングのカットが素晴らしく、ここでタイトル入れるのかと、憎いセンスで始まる。

詩を書くことは、自我の美意識の塊であり背いたら書けないのかもしれない。

暗く哀しい話なのに、救いを感じられるのはなぜだろう? 死者に寄り添う事で昇華させるイ・チャンドンの眼差しは鋭く優しい。
歌麿

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