ポエトリー アグネスの詩(うた)の作品情報・感想・評価

ポエトリー アグネスの詩(うた)2010年製作の映画)

시 /POETRY

上映日:2012年02月11日

製作国:

上映時間:139分

3.9

「ポエトリー アグネスの詩(うた)」に投稿された感想・評価

ひゃら

ひゃらの感想・評価

3.9
人間の嫌らしい部分を魅せるのが上手すぎる…
ラストカット圧巻だった
菩薩

菩薩の感想・評価

3.9
おっかのうえぇ〜ひっなげしのぉ〜はぁなぁでぇ〜♪

かと思ったらアグネス・チャン全然関係無かったとまず俺は言わねばならないのだが、そんな事言ってる場合じゃなかったのですまん。「詩を書く」事は「見る」事だそうで、婆ちゃんが現実から目を背ける事なく、現実を直視する事を選んだのは必然なのだと思う。少しずつ失われていく記憶と言葉、全てを金で無かった事にしてしまえば、婆ちゃんの記憶からもその不都合な真実は消えていくのかもしれないが、彼女はそうなる前に全てのケジメを一人で背負った。好きでも無い男に抱かれる事、そうして失われた何かを金で買われる事、未来ある若者達の未来を敢えて汚す事、そうして汚された者のあり得た未来に対する責任と向き合わせ尊厳を取り戻す事、詩を通して彼女と同化し、地面に身を投げ生まれ変わりに期待した杏に自身を重ねる。芸術が死にゆく世界は同時に誠実さが死にいく世界、美しくない世界の美しくない人生の中で、それでも光り輝く瞬間を彼女は最後まで忘れまいとしたのだろう。にしてもキモキモおっさんの下ネタ程不快な物は無いのだが…。
mare

mareの感想・評価

4.0
詩を書く行為は日常にあるものを掬い美しく生まれ変わらせる行為。孤独な眼差しは世界を美しく切り取り、花や木の実から喜びを享受する。しかし詩を書くことで見える理想郷は彼女の思い描いた幻想。美しい現実などどこにも無く、劣悪な環境が災いして何の罪もない彼女は逆風を受ける。お金もなければ老化で言葉も失い始め、そんな状況で光を見出すように詩と向き合う姿はあまりにも儚い。全てを清算し詩が紡がれるとき静かな川のせせらぎだけが響き渡る。詩という芒洋としたものだからこそ霞む現実、輪郭が溶け出し直視することのできない幕引き。
masa

masaの感想・評価

3.9
韓国で実際に起きた女子中学生集団レイプ事件から着想を得た作品
認知症が進行しはじめているおばあちゃんが一編の詩を書きあげる
美しいことを良しとする普通のおばあちゃん
孫が関与した事件で自殺した少女の足取りをたどっていく
淡々と描かれるエピソードたちが一気に昇華されるのが素晴らしい
そのまま見ることきちんと向き合うこと
美しいものだけに触れて生きて行きたいと願う主人公のおばあさん。しかしながら、世の中は残酷で、、、。
おばあさんの哀しみや絶望、徒労感など、もうどうしようもなく辛い。

あのPTAのイケメンは、なかなかクセ者。イヤな感じが良い。

イ・チャンドン監督作は劇薬。イイ意味で。
ichita

ichitaの感想・評価

4.0
曖昧になっていきつつある記憶と、胸を刺すような現実の間をたゆたう初老の婦人ミジャ。

おっとりとしたこのおばあちゃんが、ある事件に内から外から静かに(ときに激しく)寄り添って、一つの詩を書き上げる。

ひとりの少女の死を軽んじる男どもの腑抜けた顔と対比するその少女の母親の一瞬の鋭い眼差し。

差し込まれる詩の朗読や思い出話。

ラストからエンドロールの静けさ。

余韻の深みに沈み込みました。
ANAtommy

ANAtommyの感想・評価

4.8
幾重にも重なる現実の辛さと
淡く儚いもの

監督の映画はいつもすべてが生々しい
飯

飯の感想・評価

4.7
「詩人的に人間は住む」

悲鳴を詩意で隠す。

死亡、衰老、離別と杏の成熟... 物事が終結する時に美と醜が混同している。

老年の健忘、中年の欠失、青年の犯罪。
家庭関係の不健全から韓国社会の不健全への投射。

女は男にとって永遠の他者。
性を(内面的)暴力と創傷の形で表す。
刺激的なシーンはなかったが“绵里藏针”(真綿の中に針が隠されている)ような技法。
骨まで刺された。

純潔と美の化身としての詩は冒涜できない存在である。

人生は脱構築の詩。
詩は言えない人生、腐朽する土地から咲いていく血の花。

首尾呼応の川水。
太陽を分娩する。
新居。
お婆ちゃんの歌。
教会。
落葉。
老年セックス。
田野。

空ショットの余韻が長く。
これ、見たのになんで記録されてないんだ、、。
監督が好きで見た。
なにをかんじたかあんまり覚えてない、、
MACOSUKE

MACOSUKEの感想・評価

4.0
これほどまでに反省の色がない加害者側に呆れたッ!これって、国民性?

なんとか示談に持ち込もうと被害者を宥めたり慰謝料の算段に奔走する親たち。
先生たちへの箝口令をしきマスコミへの流出を気にする学校。
何事もなかったように学校に通い、いつものようにゲーセンで連む当の子供たち。

人ひとり亡くなってるんだぜッ!
、、、なんだか情け無い。

僕ならば、僕の息子が何らかの事件で加害者となった時どうするだろう。

皆のように保守に走るのか、もしくはミジャばあさんのようにひとり悩み誰よりも被害者の事を想うのか。

わからない。
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