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ポエトリー アグネスの詩(うた)のDのレビュー・感想・評価

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前作までに比べ、無名女優(
ユン・ジョンヒ)が演じる初
老の女性が主人公。

イ・チャンドンは、この映画
で、有名俳優なしでも、カン
ヌ脚本賞受賞という自力の高
さを世に知らしめた。

主人公のミジャは美意識が高
く、上品なおばあちゃま。

いつもおしゃれで、詩を習い
に通い始めてみたり。

孫息子を引き取って、ヘルパ
ーをして、何とか生活を送っ
ているような状況。

生活レベルは高くないが誠実
なミジャは、それでも幸福だ
った。

(一番の喜びは孫が自分の作
ったごはんをいっぱい食べて
くれること)

しかし、そんな状況は一変する。

目をそむけたくなる絶望的な
現実と、美しい世界を詩にし
たい、アグネスの美意識マイ
ンドとの繊細な対比表現。

「詩は、見て書くもの」の教
えの神髄に迫るにつれて、積
み重ねられた断片が結晶とな
り、胸を締めつけられる。

真の創作の崇高さに感服する、
その片鱗に触れさせてくれた
この映画は、作品的にも映画
的体験という意味でも、超越
的だ。

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