K4N

[リミット]のK4Nのネタバレレビュー・内容・結末

[リミット](2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

終始陰湿な空気感が漂う中、閉塞感で苦しめられながらも、携帯電話を頼りに脱出する術を探るシチュエーションスリラー。臨場感が90分間ずっと続いていてまさに「作品に入り込む」を体現した一本でした。

のちに考察を読んでから、ようやく少しの面白さに気づけた。
そして何よりも棺の中だけでの撮影で、出演はライアン・レイノルズただ1人だけで95分の作品を成り立たせているのは本当に凄いと思う。

この映画で一番悲しいのは、死を悟ったあとに家族から電話があり、生還するというモチベが上がった後、駄目押しで使えないプロが助かる、と主人公を勘違いさせてしまう部分である。せめて絶望したまま死なせてあげて欲しかった。
K4N

K4N