ちなこ

[リミット]のちなこのレビュー・感想・評価

[リミット](2010年製作の映画)
3.7
目覚めたら棺桶の中だった。
手元には自分のじゃない携帯電話。
使えるのか!?と点灯した表示画面は、全く読めないアラビア文字だった時の絶望感。
とりあえず電話は出来るけど、番号!?覚えてないよ( ´△`)アァ-!


脱出ゲームのようなワンシュチュエーション映画。
狭い棺桶の中の息苦しさが伝わってきて、こっちまで空気が薄く感じちゃう(p_q*)

この手のクローズド・サークル話は往々にして外界と連絡できず、自分の力で何とかするパターンがありがちなのに、
のっけから携帯電話あるの?アンテナ立ってるの!?と、普通に会話が出来ることに驚き、そこからストーリーが転がっていくのは痺れます。


とはいえ。。。
棺桶の中の空気が薄くなる息苦しさや、自分の身体の向きすら変えられない窮屈さ、暗闇への怯え、到来時期の不明な救済を描くことを、
アメリカの抱えている国際問題や、資本主義の「いのちをだいじに」のおためごかし感と重ね合わせて、見事に表現されていたとおもう。

でも苦しい。゚(*´□`)゚。

ラストまで緊張の糸が途切れないので、
見終わったあと、無駄にコンビニに行きました。
空気美味しい!🤤を実感できる映画。

エンドロールの曲よ、、、
ちなこ

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