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サラエボの花のふにのレビュー・感想・評価

サラエボの花(2006年製作の映画)
4.2
本作は、2006年ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した。

舞台はボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ。
「民族浄化」の名の下に行われたボスニア内戦の傷跡はまだ癒えていない。
そんなサラエボに住む母娘の物語である。

内容に関係ないところで言うと、この娘役の女優が素晴らしい。
男勝りで負けん気の強い女の子に見える一方で、可愛い一面もあり魅力的だ。

内容はといえば、ずっしりと重い。ボスニア内戦でこのようなことが行われ、多くの悲劇が生まれてしまったことは衝撃的であった。

この映画はその事実の上に立ち、それを主題としており、確かに重い映画ではある。
しかし、母娘を主人公にしており 身近に感じられ、感情移入しやすいつくりになっている。

重い映画ですが、ぜひ一見してほしいです。このような悲劇を繰り返さないために。
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