Rea

ドライヴのReaのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
4.0
こういう題材の映画って派手に大仰に作られることが多いと思うのですが、ゴズリング演じるドライバーの独特な間合いに見るような柔く淡々とした、理知的で静かな狂気を孕んだ静のバイオレスといった感じ。これ、好きですね〜。色遣いやライトニング、音楽と全てがその雰囲気を絶妙に纏め上げていて、アイリーンとベニシオと過ごした胸がキュッとなるような眩い時間と、後半の展開との対比も見事。カンヌ受賞他、評判が高いのも納得。

そして後から気付いたんですが、そうか、ネオン・デーモンの監督!!!この作品の特徴的な部分を増幅・拡張させていくとああなるんだな〜と膝打ち。オンリー・ゴッドも気になります。(ブロンソンは怖くてきっと無理と避け続けている…)
もっともっと観てみたいと思わせられる作品でした。
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