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カード・カウンターのReaのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
3.8
ギャンブルをテーマにした作品かと思ったら、全然違った。重厚なテーマ、常に付き纏う不穏さ、狂気、暴力性と不快感。結構気持ち悪かったです。
実際にアメリカがしてきたこと考えると物凄く説得力のある物語だと思うし(あのUSAってめっちゃ皮肉よね)ただその説得力の高さは、この役はオスカー・アイザック以外あり得ないと思わせるほどの彼の演技と被写体としてのパワー、映像の美しさ、音楽と丁寧に練り上げられた世界観によるものだと思う。それをこれでもかと堪能できた作品だった。「魂のゆくえ」に続いてまたどえらいもの作ってくれたな、監督…。
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