重厚長大な近代歴史劇で、コン・リー、グォ・ヨウ、レスリー・チャンと90年代中国・香港映画の偉大な俳優が揃い踏み 面白くないわけはない 皆さん素晴らしい演技で...
でもなんとなく張芸謀の「活着」の方に軍配を挙げてしまうのは、自分が庶民の生活の方に共感しやすいというところからだと思う あとは結構作風が似ているし、ちょっと長さを感じる 張芸謀の映画はどんなテーマでもだいたい2時間で終わるのだ...
ただ、人の動きを撮るカメラワークや構図なんかには特徴は感じる 牡丹亭の後の階段でのシーン含めかっこいいショットが結構多いし、京劇のシーンは毎回圧巻
もちろん、時代に持ち上げられたり突き落とされたりする文化や演劇の脆さは中国ほどの伝統を持つ国でも同じようにあるということ、演劇と日常のせめぎ合いなど主題にも見る点は多い
あともう一歩乗れなかったのは自分が中国の古典に詳しくないせいだと思います 勉強しなくては......