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さらば、わが愛 覇王別姫のkurageのレビュー・感想・評価

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)
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日本での上映権が切れるということで最終上映の機会にル・シネマで(現在はあまりの人気に権利更新を交渉中とか)。
0時予約開始のチケットは2分でSOLDOUT! トップガンのように公開時やレスリー・チャンを懐かしむ世代が多いのかと思ったら、若い人ばかり。中国語の会話があちこちから聞こえてきて、内容が内容なだけに今本国では観られないのかなと思った。

30年前の映画だけど、自分は90年代にビデオで観たのでいつかチャンスがあればスクリーンで観たいと思っていた。小楼(チャン・フォンイー)をめぐって蝶衣(レスリー・チャン)と菊仙(コン・リー)のやりとり、京劇姿のレスリーの所作なども含め印象に残るシーンが多く、絵は結構覚えていた。冒頭&最期の刃物のシーンが衝撃的。
今回は愛を得るためにしたたかだが、愛の強さゆえに折れると弱い菊仙により感情移入してしまった。表題に込められた意味が心に染みる。
スクリーンで観られる機会に、また足を運びたいけど6月末まで行けるかな。
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