バナバナ

プライドのバナバナのレビュー・感想・評価

プライド(2008年製作の映画)
3.5
『ガラスの仮面』なら、史緒が姫川亜弓で、萌が北島マヤに当たり、速水真澄まで出てくるんだけど、
こっちの北島マヤは物凄く根性が悪くて、史緒の方を応援したくなるところが味噌ですw。

及川光博の速水真澄もどきも、簡単に萌にほだされる事なく、お坊ちゃまのくせに自分にとっての利害を見通して行動する、冷徹なキャラクターなのが面白い。

これって、レディースコミックスで連載してたのかな。
エッチじゃないけど、物凄くドロドロしていて、韓国ドラマみたいで女性受けする話だと思います。

満島ひかりとステファニーが、オペラのところは口の開け方が小さかったけど、ニューミュージックのところは自分で歌ってるんですね。
ステファニーが元々歌手だとしても、満島ひかりまですごく歌が上手かったので、驚きました。

あの女装作曲家の男の子は、ニューミュージックというより、ミュージカルナンバーみたいな曲ですよね。
レコードデビューより、さっさとブロードウェイやイギリスのミュージカル界に修行に行けばいいのに、と思いました。

原作者の一条ゆかりさんは、時代に合わせた絵柄やストーリーを考え続け、40年以上も現役のまま第一線で活躍しているのですごいですね。
こういう漫画家さんは、少年誌でも少ないんじゃないですか(あ、「こち亀」があったか、でもあっちは絵柄はずっと同じだけど)。
いっそのこと、一条ゆかりがモデルの物語が出来ても盛り上がると思いますw。
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