福福吉吉

バタリアンの福福吉吉のレビュー・感想・評価

バタリアン(1985年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
フレディはユニーダ医療会社に就職し、先輩のフランクから地下の倉庫に死体が保管されていることを知らされる。フランクは信じないフレディを連れて地下の倉庫の死体のもとへ行き、死体の入ったタンクを開ける。するとタンクから特殊な薬品が噴き出て、フレディとフランクは意識を失い、その薬品により死体がよみがえってしまう。

◆感想◆
会社の地下倉庫に保管されていたアメリカ軍の特殊な薬品が拡散されたことにより、死者がよみがえり、人の脳みそを求めて襲い始めるというシンプルにしてスリリングな構成の作品となっており、本作のゾンビが普通に話したり、知恵を捻ったりとなかなかユニークな行動をとることで独特のゾンビ映画となっています。

特にこれといった主人公は無く、登場人物たちが次第に追い詰められてゾンビに襲われていく流れになっており、トラブルのスタートとなった会社のフレディとフランクに始まり、フレディのはっちゃけた友人たち、救急隊員、警察官と被害が広まっていきます。

本作の見どころであるゾンビですが、雨により薬品が墓場に拡散されたことにより泥だらけの埋葬された死体がゾンビとなり、泥だらけで骨だけになったゾンビたちの襲ってくる姿はなかなか不気味なものになっていました。

また、生きたまま薬品を吸ってしまったフレディやフランクが次第にゾンビに変わっていく様子もなかなか面白くて、ゾンビとなった2人の行動がそれぞれ独特で面白かったです。

ラストも思い切った内容で、最初のフリがしっかり効いたものになっていて面白かったです。

ゾンビものの良作としてなかなか面白かったです。意外と知能指数の高いゾンビたちの行動が特徴的で良かったです。

鑑賞日:2024年4月25日
鑑賞方法:CS ザ・シネマ
(録画日:2023年8月8日)
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