KJ

バタリアンのKJのレビュー・感想・評価

バタリアン(1985年製作の映画)
3.4
return of the livingdead
だれがバタリアンなんて邦題つけたんだろうか。まぁ、結果的に正解だけども。

リアル、フィクションの境界を無視して話し出すと、核に並ぶ非人道的兵器。トライオキシン245。
この画期的な薬により生体兵器をねずみ算式に量産できるが、コントロールが難しいので取り扱い注意だ!
従来のテンプレートゾンビと違うのは、強烈な人間への補食本能が発現するのは同じだが、わりと意識もあるということ。
聞けば答える程度には脳ミソ生きてる。あと、朽ち続けているのは一緒だが、かなり腐敗が緩やかで身体的なところは劣化が少ないということ。死にたてならフツーに走ってくる。
アイアムレジェンドくらいに動けるゾンビを描いた作品はこれが初出ではなかろうかともっぱらの噂だ。

1.2ときて、リターンズを挟み(もともとリターンズオブ…なのにリターンズ?)思い出したかのように3.4.5と続く。細かい設定と制作会社がいちいちコロコロ変わるが、売れたとはいえ所詮はB級。気にすることはない。
この作品はホラーだが、もともとナイトオブザリビングデッドのパロディ的なものなので、そんなこと気にしても仕方ない。
ゾンビ映画好きは、一度は通るところだそうだ。
俺は、別にそんなつもりないが……結構観てるな。
ゾンビ映画好きは、万が一アイアムアヒーローみたいな世界になった時のために、なんとなく備蓄をしていたり、部屋からの脱出経路を考えておくものだそうだ。
友達に言われた。もし自分がゾンビになったらお前が殺してくれと。任しとけ!誰かに噛みつく前に俺が火サスばりにデカイガラスの灰皿で頭かちわってやるわ。……俺がゾンビになったら?見逃してくれ!俺は、なるべく多くの同胞を作ってこの世界を滅ぼすわ。

日本のホラーはたまにすっごい怖いが、海外のホラーだから怖くもない。キモいのが突然ワーって出てくる、ただそれだけ。

気楽にビールでも飲みながら家のソファに横になって観ましょう。
KJ

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