てるる

生きてこそのてるるのレビュー・感想・評価

生きてこそ(1993年製作の映画)
3.8
アンデス山脈に飛行機事故で取り残されたラグビーチームとその家族や知人たちの壮絶なる実話。

この映画で衝撃だったのは生き残るための人肉を食べるということだけど、食べること自体よりも、それぞれの葛藤を見るのがツラい。最後まで食べるのを拒む人もいるが、どれが正しいのかなんて分からないし、その状況に追い込まれなければ知り得ない。実話の重みがそこにはある。
中学生の頃に観て、しばらくは自分ならどうするか自問自答した作品。
そしてALIVEという原題を「生きる」ではなく「生きてこそ」にした意味も考えさせられる。
てるる

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