このレビューはネタバレを含みます
人生でどういう選択をして、その結果どういう生活を送るかによって、その人の人格や人生の方向性が全く違ってくるのだなあと感じた。
カップルのジャックとケイトが空港にいるシーンから始まる。
ジャックはNYのバークレー銀行で研修を受けるため、飛行機で旅立とうとしている。ケイトはここで離れ離れになったら全てが終わりそうな気がして、ジャックを引き止めるが、ジャックは旅立ってしまう。
そこから13年後、ジャックは銀行の社長となり、大金と自分が何者であるかの自覚などにより、圧倒的な自信を持って生活しており、全てを手に入れているようだった。
しかし、ある日目が覚めると、別れたはずのケイトが同じベッドで寝ており、ケイトとの2人の子供と同じ生活をしている状態になっていた。13年前に空港でケイトに引き止められた際に、旅立たなかった場合の世界線にジャックはいた。ジャックは積み上げたもの全てを失った気になったが、そこで生活していき、2つの世界線を比較しながら本当に大切なものは何かを見つけていく話。