キャサリン子

天使のくれた時間のキャサリン子のレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.0
ニューヨークで社長として成功した主人公が、ある朝目覚めたら郊外に住むありふれたサラリーマンになってて13年前に別れた恋人が妻になってて子どもも二人いて…

というファンタジー。
日本でいう「if…もしも」といったところでしょうか。

本当の幸せって、欲しいものがなんでも手に入る生活じゃなくて、
誰かに必要とされること、
大切だと思っている人に愛されること、
毎日笑って過ごせる相手がいること
それに尽きるんだよなぁってことに改めて気付いた作品。
「お金で買えない価値がある…プライスレス」
のコマーシャルを思い出しました。



“愛か?金か?”なんて野暮な話だけではなく日常の幸せについて問うような、温かい気持ちにさせられるストーリーでした。


人妻から誘惑されて浮気心がくすぶっている主人公に、親友が
「この郡でケイト(主人公の奥さん)とヤレるのはお前だけなんだ。それを棒に振るのか?よく考えろ!」
と、お前の奥さん皆のマドンナなんだぜ的にアゲて制止にかかるの、頭いいなぁと思いました(笑)
確かに奥さん、良い女だもん(笑)
もしバレたら…と思うとさすがに萎えるよね。いくらスケベ心に火がついていたとしても。


あと、夫婦のやり取りがいちいち微笑ましかった(笑)
羨ましい!

けど、ああいう旦那様だから素直に愛情表現できるんだよなぁ。
結婚して13年、なのに新婚みたいにラブラブでいられるのは、あれは奥さんが美人でキュートだからではない。
奥さまがいつまでも綺麗で可愛くいられるのは、旦那様が奥さまを大事にしているからです。
愛されているからです。

以上。
キャサリン子

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