ちびまる

灰とダイヤモンドのちびまるのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
3.2
第2次世界大戦末期。ドイツが降伏し祝賀ムードに沸くポーランドのある都市で反ソ勢力の一員としてレジスタンスに身を置く青年の一夜の恋と破滅を描く。

戦時下、最も苛酷な想いをさせられてきた国の1つがポーランドだと思う。強大な敵であるドイツがいなくなったというのに、次は国内で旧体制側と親ソ共産側とに分かれて闘いを続けたなんて…。

ワイダの抵抗三部作の3作目。前2作は未見。物語として面白いかは別にして、この時代のポーランドという国を描き出している点で興味深い作品。
後世に残るのは、こうやって芸術の形をまとったものなんだよね、とつくづく実感。
映画ってすごい。
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