灰とダイヤモンドの作品情報・感想・評価

「灰とダイヤモンド」に投稿された感想・評価

Haruki

Harukiの感想・評価

4.3
内戦の予感のする中での、ポーランドの内情をドラマチックに描いた傑作。

私情と大義、人生への諦観などが叙情的に描かれており、力強くも儚い抵抗が胸を貫く。

ラストは「残像」にも似た無力感が溢れる。

花火の中のシーンは名シーン。
小道具、構図、演出、撮影が抜群すぎる。
画面の動きで物語を魅せるというか、シーンごとに切り替わる全ての画面が凄く力があるし魅力的。
chili

chiliの感想・評価

4.5
絵がどこを切り取っても完璧。検閲云々の裏話も聞いた時驚いた。
s

sの感想・評価

5.0
時折の光が綺麗なのに、そこに向えない主人公とラストがいい
互いの立場が違うのに距離近すぎて、最初全然ついて行けなかったけど、痺れるシーン多すぎた
大義と女に揺れる青年の話
傑作。途中酔っ払いが延々と爺さんと喋って見ていて眠くなるのも愛おしい
tomtomcafe

tomtomcafeの感想・評価

3.5
ポーランドの悲劇の歴史そのままに運命に翻弄される若者の1日を描く。
比喩表現がけっこう直接的だったのが印象的で、逆さのキリスト像などはエミール・クストリッツァ監督のアンダーグラウンドにも影響を与えたのかななんて思ってしまいます。
身寄りもなく仲間も失ったレジスタンス青年の最後の1日。
決して大きな出来事は起きないけれど全編に渡って「滅びの予感」が漂う。
それを端的に示す薄ぼんやりとした照明がカッコ良怖い。
そんな彼がまだ純粋で楽しかった頃を思い出す、引いてはその頃にはもう戻れずその頃の友はもういないことを思うバーのシーンが素晴らしい。
あるいは安ホテルのウエイトレスと一夜限りの恋愛を結ぶのも、彼が必死に孤独を埋めようと欲した故の行動ならば、思わず二人でダンスをする瞬間にもホロリときてしまう。
そんな彼と対比されるかのように出てくる市長秘書のエピソードも切なかった。
彼はマチェクとは違い完全に前途洋々だったはずなのに、、、。


サングラスかけてマシンガン持った男がドカンと映るポスターだけ見るとワイルドなアクションものにも見えますが、中身は革命の夢に敗れていく男の哀れな青春を描く作品でした。
高田馬場・ACTミニシアターで鑑賞。

当時、ポーランド映画を観ることは少なかったが、アンジェイ・ワイダ監督作品は日本での上映機会が多いので、必然的に接する機会が増える。

この映画、レジスタンスを描いた作品であるが、一人のテロリストの若者が末端で人殺しをしているのだが、ある女性に出会って希望に生きようとしたところ、のたうちまわって………いく様が強烈なインパクトであった。

この世の中に神は無い、というキリストの映像が鮮烈。
傑作!
シーツの出現が美しすぎてびびる
間抜けな発砲は北野武にも通ずるか?
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.7
ロマン・ポランスキ監督の同郷の先輩、師匠とも言うべきアンジェイ・ワイダ監督(1926-2016)の1958年製作の「灰とダイヤモンド」。10時からの映画でも取り上げられますよ。

「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」は〈戦争三部作〉あるいは日本では〈抵抗三部作〉と呼ばれるそうです。

ラスト、レジスタンス兵士はゴミ捨て場で惨めな死を迎えるんですが、検閲の軍は「そうだ!抵抗したって最後はこうやって死ぬのだ」とご満悦だったそうで、さらに!これを観た民衆はその死に涙し、より一層民主化への思いを強めたという、ワイダ監督してやったりのエピソードがあるそうです。
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