灰とダイヤモンドの作品情報・感想・評価

「灰とダイヤモンド」に投稿された感想・評価

傑作。途中酔っ払いが延々と爺さんと喋って見ていて眠くなるのも愛おしい
tomtomcafe

tomtomcafeの感想・評価

3.5
ポーランドの悲劇の歴史そのままに運命に翻弄される若者の1日を描く。
比喩表現がけっこう直接的だったのが印象的で、逆さのキリスト像などはエミール・クストリッツァ監督のアンダーグラウンドにも影響を与えたのかななんて思ってしまいます。
身寄りもなく仲間も失ったレジスタンス青年の最後の1日。
決して大きな出来事は起きないけれど全編に渡って「滅びの予感」が漂う。
それを端的に示す薄ぼんやりとした照明がカッコ良怖い。
そんな彼がまだ純粋で楽しかった頃を思い出す、引いてはその頃にはもう戻れずその頃の友はもういないことを思うバーのシーンが素晴らしい。
あるいは安ホテルのウエイトレスと一夜限りの恋愛を結ぶのも、彼が必死に孤独を埋めようと欲した故の行動ならば、思わず二人でダンスをする瞬間にもホロリときてしまう。
そんな彼と対比されるかのように出てくる市長秘書のエピソードも切なかった。
彼はマチェクとは違い完全に前途洋々だったはずなのに、、、。


サングラスかけてマシンガン持った男がドカンと映るポスターだけ見るとワイルドなアクションものにも見えますが、中身は革命の夢に敗れていく男の哀れな青春を描く作品でした。
シーツの出現が美しすぎてびびる
間抜けな発砲は北野武にも通ずるか?
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.7
ロマン・ポランスキ監督の同郷の先輩、師匠とも言うべきアンジェイ・ワイダ監督(1926-2016)の1958年製作の「灰とダイヤモンド」。10時からの映画でも取り上げられますよ。

「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」は〈戦争三部作〉あるいは日本では〈抵抗三部作〉と呼ばれるそうです。

ラスト、レジスタンス兵士はゴミ捨て場で惨めな死を迎えるんですが、検閲の軍は「そうだ!抵抗したって最後はこうやって死ぬのだ」とご満悦だったそうで、さらに!これを観た民衆はその死に涙し、より一層民主化への思いを強めたという、ワイダ監督してやったりのエピソードがあるそうです。

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、ヘラヘラした男と真面目そうな男が寝っ転がってる。
真面目そうな男が少女に頼みを聞く。
隠されていた銃で殺す。
ホテル、娘口説く。コップを出したり消したり、最終的には自前のコップで飲む。
チャラ男とホテルマンの過去明らかに。
暗殺対象生きていた。
チャラ男時間制限のなか暗殺を目指す。銃を整備するもパーツを落とす。
娘くる、パーツを見つけられないように探す。
パーティ会場。
娘の顔と男の顔ぐらいしか見えない暗さ。
墓場、冒頭で間違えて殺した男たち。
暗殺対象の息子がレジスタンス。
酒場のトイレに酔っ払いの記者。
ホテルマン酒場と広間の仕切りを閉める、向こうは明るくこちらは暗く静か。
階段の渦巻く模様が顔に降りる。
秘書が暴れて首になり、バイトさせられてる。秘書はスパイ。
殺した後死体に抱きつかれ、花火があがる。
ぼく

ぼくの感想・評価

3.9
抵抗三部作。なのにこれしか見てない。あまり覚えてないのでまた観たい。
ネムル

ネムルの感想・評価

3.6
2回目、なつい。
ワイダ映画の申し子チブルスキーの魅力がいまいちわからないのだが、ローレン・バコール張りに美しいバーの女給がいい。そして、いまいち何考えてるかわからない、危ない佇まいを見せるポグミウ・コビェラがいい味をしてるね。
Kei05

Kei05の感想・評価

5.0
抵抗三部作の最終章。舞台は終戦から共産体制下のポーランドへ。その中で愛と忠誠に悩むレジスタンスの青年マチェク。彼の変革への情熱と悲劇的な結末をアンジェイ・ワイダが隠喩に満ちた表現で描き、社会主義リアリズムへの反抗を精一杯示した紛うことなき名作。至大の輝きを放つラストシーンは絶対に忘れられない。
じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.4
虚しく潰える火花と、(自由)を祝う花火。

貫かれる対比のその先に、遺志を世に刻むためのギリギリの戦いがあって、尊い。
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