改造車のエンジン音、超速スピードでの走行シーンと血がたぎるシーンの連続!
ブライアンとドムの友情はここから始まった…車に詳しくなくとも迫力あるカーレースとして万人にオススメしたい人気シリーズ第一弾。
いやはや公開当時はここまで続編が作られるモンスター映画になるとは思いませんでしたよ。
延期に次ぐ延期の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』とスピンオフの『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』も合わせるとシリーズ10作が製作されています。
完結編として11作目まで製作される予定とのことで、スピンオフ合わせると12作品ですよ。MCUとかDCとかのアメコミならともかく、単独作品としてここまで世に送り出されていることは驚異的です。
そして、その長寿シリーズとなった『ワイルド・スピード』1作目。
改めて観ると確かに凄く面白いんですよ。だけど、この作品を観てこれだけ長寿シリーズになるなんて誰も予想できなかったはず。
ホント迫力満点のカーアクションと犯罪ものが合わさったクライムカーアクションというだけで、そんな作品ゴマンとありそうです。
だけど、やはり人気シリーズには何か理由がある。それはブライアンとドムのキャラクターとしての魅力にほかならないでしょう。
ブライアン役のポール・ウォーカーも、ドムことドミニク役のヴィン・ディーゼルも、さほど作品に恵まれた印象がありません。
ポールは本シリーズ以外ではパッケージが印象的な『イントゥ・ザ・ブルー』ぐらいでしょうか。個人的には『ロードキラー』好きなんですが、大ヒット作品というのはありません。
ヴィンは『トリプルX』や『リディック』などの代表作がありますが、彼自身が評価されている印象がありません。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でグルートの声やってますけど、本人は出てきませんしね。
というわけで彼らの代名詞ともなる作品がこの『ワイルド・スピード』シリーズなわけですよ。長い歴史があるからこそ、シリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』は涙なしには観れないんですよね。作品としても優れていると個人的には思っていますが、間違いなくファンムービーですし、ポールの悲報を受けて鑑賞すると涙腺は自然とゆるみます。
レティ役のミシェル・ロドリゲスは本作の前に『ガールファイト』という作品に出演していますが、実質本作がデビューと言ってもよいほど。だけども、彼女の持つスター性とヴィンにも負けず劣らずの存在感はなかなかのものです。
一時期ドラマ『LOST』へのレギュラー出演でシリーズからは離れましたが、本シリーズお得意の「あいつ生きてた」ネタで見事復活します。
ブライアンの恋人となるドムの妹ミア役のジョーダナ・ブリュースターはとても美しく映像を華やかに彩ります。彼女も最新作にて復活するとのことなので楽しみで仕方ありません。
大好きなシリーズで何度も鑑賞していますが、Filmarks未レビューだったので、改めて鑑賞。Blu-rayBOXを持っているのでいつでも観れるのです。
とにかくド派手なカーアクションとブライアン&ドムの友情、ブライアン&ミアの恋愛、ドム&レティの恋愛、そして本シリーズが“家族”としての物語となるその原点と単純なエピソードでありながら盛り沢山です。最新作公開前に是非ともご覧いただきたい作品です。
※2021年自宅鑑賞32本目