チブ夫

麦の穂をゆらす風のチブ夫のレビュー・感想・評価

麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)
3.6
イギリスによるアイルランド統治の理不尽さをこれでもかという程に描き、自由は目前というところまで抗った先に生じる内戦はさらに重々しく描かれる。

愛国心のもと蜂起する人々の輝きが見える前半から一転、支え合った兄弟の絆すら切り裂かれる終盤。
パッケージにも描かれる広大な草原の緑は平和を連想させるのに、まるで切ない。
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