チブ夫さんの映画レビュー・感想・評価

チブ夫

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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.3

ぶっ飛びたかったので観た。
これ一本でオーバードーズ。

ベニチオも定期的に摂取したいよね。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

官学の曲者たちが連携しゴジラに立ち向かったシン・ゴジラに対し、戦後間もない国力で、しかもほぼ民間の力だけでゴジラに挑む本作。ゴジラは原水爆、及び戦争のメタファーであるから、このタイミングで登場するゴジ>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

初日に観に行ったのに予想外に乗り切れなくてレビュー残すのすら忘れてた。ヒューグラントが主役なら早く言ってくれないと。

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.4

トムハンクス。並の言葉の羅列では彼の凄みを表現できない。最初はまた偏屈なキャラやってんなと思っていたのに、物語のアップダウンに合わせて、静かにその表情を変えていく。同情したいのはこっちの方なのに、逆に>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.2

設定とかロジックがずっとフワフワしていて、数字ベースの謎解きも見ていて全然楽しくない。しかし登場人物が終盤、フルスロットルで変容していく様子などは現代映画のような忖度が皆無で、良くも悪くも清々しい。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

やば。


チェーンソーを階段から落として命中させるシーン、唯一無二だ。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.5

作業がまったく捗らない夜に観たくなって、累計7,8回目になるかな。元々はこのテンポ感が好きで、作業のやる気も出るしで、そんな感じで観ていたんだけど、どんどん主人公に感情移入してしまって、結果的にフィン>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

元祖スウェーデン版を観ないことにはレビューが難しいが、ダークな雰囲気作りが過剰なところなく丁寧。特段大きな場面転換が生じるわけではなく、ゆっくりと物語が進んでいくのにちゃんと面白く観られるのは、フィン>>続きを読む

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.9

これぞ迷宮入りってな。ヌハハ。

出てくるひとみんな変な感じでなんだこれって思うけど、現実こんな感じで人は動いてたりするよ。

さすがスパイクリー。
名俳優たちの珍妙な演技、素晴らしかった。

真実の行方(1996年製作の映画)

3.4

ベストセラーを映画化するにあたって、銀幕デビューしたてのノートンに全幅の信頼を寄せているのがすごい。

いまさら先入観なしでノートンを観るのは不可能なのでその点で楽しみは少ないけど、当時の先見の明たる
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

ガイリッチーとステイサムにハズレはないんだから、観るべき時にもっと早く観ておけばよかった。序盤はハリボテみたいな中身のない会話劇を楽しませておいて、終盤は壮絶な復讐劇になる。緻密さと、思い切りの良さを>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.2

アクション面では見どころ多いんだけど、総じて面白かったゴーストプロトコルを基準にしてしまうと前作同様多少の物足りなさが残る。ただミッションの難易度はどんどん上がっている感じがあって、そこに注目するのが>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.5

このシリーズちゃんと観たの小学生ぶりだけど、こんなユーモラスでおもしろかったんだ。

敵の魅力の無さがとてつもないけど、それを仲間の魅力でカバーしてくれている。レア・セドゥだけはいろんな意味で魅力的だ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

夏になるとジブリが見たい。
でも金ローでは見たくない。
そんな折に届いたハヤオ10年ぶりの復帰作。

要約するのが難しい物語なので、前情報はむしろ必要ない。ちょっと不気味だけど、ちゃんと優しいハヤオの
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.4

大きくなってもキャシーは可愛い。作風バランスに最も影響を与えていた小さい頃のキャシーをもう見られないという寂しさもあったが、スコットそっくりに育ったキャシーを目の当たりにすると感慨深くもあった。それ以>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.0

ヴィラン誕生背景は丁寧で良かった。この主人公は今後も観たいと思わせる。
ただし終盤は何もかもおざなり。敵役の振る舞いはステレオタイプにも程があるし。

ヴェノム2に引き続き今後のスパイダーマンユニバー
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

薄すぎる。
スパイダーマンユニバースに小さな布石を打つためだけのお茶濁し。

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.3

ソニーの方のユニバースを探ってみようと思って。

トムハーディもヴェノムもキャラが立っていて良いが、ヒーロー/ヴィランとしてはバックボーンが弱い。感情移入を促すようなストーリーがそこにはない。
あとシ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

ベイビードライバーが無理過ぎたので恐る恐る観たけど、そもそもトーマシン・マッケンジー目当てだったので何とかなった。憧れに胸躍る少女の高ぶりから、幻想が崩れ落ち始めるまでのテンポがよくて、音楽はその起伏>>続きを読む

少林サッカー(2001年製作の映画)

3.5

小学生の頃、この映画が地上波で放送されると、休み時間のサッカーが白熱していた。B級映画の枠には収まり切らないパワーをこの歳になっても感じる。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.3

次世代アクションキタと思ったのも序盤くらいで終盤はそうでもなかった。
口を一文字に縛りながら絶体絶命を超絶神経で打開していくゴズリングにはハマれる。アナデアルマスの役にはもう少しストーリーが与えられて
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

エドガー・アラン・ポーの名前に釣られて終わり
役者は悪くなかったけどストーリーも演出も安め

The Hand of God(2021年製作の映画)

4.4

フェリーニのアマルコルドに感銘を受けたのがちょうど4年前。また素晴らしい作品に出会えた。イタリアの大家族の団欒はやはり我々の日常とはかけ離れているけれど、そこにいる少年少女の繊細さは万国共通だ。くだら>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

政府やマスメディアにヘイト感情を抱くところが入口としては主なんだろうけど、そんなことより主人公の振る舞いや立ち回りが最初から最後まで意味不明で全然楽しめなかった。せっかくディカプリオなのに。

科学者
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.7

この監督の前作は肌に合わなかったけれど、今回は愛ではなくて「死生観」に落とし所があってよかった。いびつな会話劇がアダムドライバーにバチッとハマっていたし、ジャンルに囚われない展開・演出が小気味良かった>>続きを読む

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.0

死生観、宗教観、相変わらずエッジが効いているんだけど、時に温かみも感じる。帰る場所がある自分はなんて恵まれているのだろうかと、実家で痛感しながら鑑賞。一つ一つのシーンに唯一無二のセンスが込められており>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ある夫婦は過ぎゆく時間のカラクリにより、母親を失った矢先に孫が生まれ、その孫は数秒で息を引き取ってしまう。時間は誰にとっても等しく直線的に経過するものであるが、体感速度はあまりにも異なる。産まれてから>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.7

ソーシリーズは神とかいう存在が至極普通に登場する世界観なので、今作で際立っていたような展開や会話のハチャメチャ加減でないとむしろ物語としてのバランスが取れないと思っている。そのあたりワイティティは常に>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんな感じだったっけ。色んな意味で若い。だからこそ新作が活きるという寸法になってるのかな。
乗り遅れた人間にも上映スケジュールが用意されているくらいメガヒットしているようなので、観に行けたらいいのだけ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

マグルの前でハチャメチャやって忘却の術で済ませるみたいな流れ、一番拒否反応出る。ハリポタシリーズで保たれてきたバランスが初っ端で崩れた感じ。そもそも舞台がホグワーツでないのでまったくの別物として観るべ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ワンダの悲哀。それに尽きる。正義が常に勝つわけではないし、誰しもが報われるわけではないというシナリオ作りはMCUの良いところだと思っていて、今作は顕著にその傾向が現れていた。
愛と復讐がワンダの代名詞
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

-

だいぶ前に劇場で観たのにレビュー書き忘れてた。スピンオフ感覚だったし特段感想はなかった気がする。劇場で観ることに意義を感じて行ったもののパロディとかの方に力入ってて、そう言う感じ?となった記憶もうっす>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

共感できないとかそういうんじゃなくて、群像劇としてはあまりに物足りなかった。この不完全燃焼感がまさしく本質的な部分なのだとしたら、こう言う群像劇は肌に合っていない。道中の空気は嫌いじゃなかっただけにや>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

おかえりガイリッチー。ハイテンポの回想で群像劇が回りはじめた瞬間、懐かしさが湧き出した。
役者が引き立つのは当然のことながら、小役にも最後まで見せ場たっぷりなのが素敵なポイント。

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