山田洋次監督から入りました。
でも市川昆監督のがあるのは知ってました。
やっと観られました...！
なるほど、山田洋次バージョンはうまく現代に置き換えられてる。
おとうとがねぇ、本当にこの映画のおとうとを見ていると、人間ってこういう風にしか生きられないんだろうなぁと思う。
全人類の弱い部分とか頼りない部分でできているようなキャラクター。全うな人生を歩んでいる人からみたら、迷惑かけてばかりでダメな奴なんだろうけれど、でも憎む気にはなれないんだよな。それはきっと、皆がこの映画のおとうとのどこかに共感できるからだと思うんですよ。ふてくされたりケンカしたり、本当は好きなのに憎まれ口叩いたり、ぎりぎりで有り難みに気づいたりするところに。
姉弟喧嘩の台詞が面白い。
ラストのあの余韻の持たせ方すごい。あれが余計に悲しいんだこれが。
それはそうと、名シーンは完コピしてくれている山田洋次監督。さすがです。
もうリボンのとことか、鍋焼きとか、思い出しただけで涙出てくる...。
インクがアイスになってたり、ちょっとした現代アレンジを見つけるのも楽しかったです。
これは...DVD欲しいな。山田洋次バージョンはすでに持っているので、どこかでこっちも探すとしよう。
