たそがれ清兵衛のpierのレビュー・感想・評価

妻に先立たれ、幼い娘たちと耄碌した母親と暮らす貧しい平侍・井口清兵衛。
剣の腕が立つという噂が広まったせいで、上意討ちを命じられ渋々受け入れる。
足るを知り、驕る事なく己の信じた道を歩む男は、真田広之にぴったり。
本作が映画デビューとなる田中泯との暗がりでの殺陣も圧巻。
丹波哲郎が伯父役でワンシーンのみ登場したのも嬉しい。